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今日もクライシス
(2007.02.15)
「さて」 「なんだ」 「今日はクライシスについて語ってみたいわけだが」 「いわゆる危機的状況というやつか」 「うむ」 「最近はバルセロナが凄いことになっているらしいな」 「エトーが、”ライカールトは人間的に悪い奴だ”とか、”ロナウジーニョはグループのことよりお金のことを考える”とか、”バルセロナには2つの派閥があって1つは会長のラポルタで、もう1つは別の人に属している”とか色々吼えてしまった」 「ちなみに、別の人というのは、お家騒動でバルセロナを追われたサンドロ・ロセルのことやな」 「それで、大騒ぎになったわけだ」 「今でも騒いでるけどな」 「それでだ」 「なんや」 「これについてイケル・カシージャスが面白いことを言っているわけだ」 「ふむ」 「カシージャスは、記者会見の席上で、”彼もいい大人なんだから、自分の言っていることや、どういう言うべきかはわかっているよ。彼がなにかを言ったってことは、その動機があるはずだし、そうした方がいいと思ったからだろうね。それについては尊重するよ、共有はできないけどね”と語っていた」 「なかなか味わい深い意見だな」 「やろ」 「意訳すると、”サムエルもいい大人なんだから、子供みたいに駄々をこねなきゃいいのに”ということか」 「遠まわしにそう言っているような気がする」 「気がするというよりそういうことだろう」 「ちなみに、上の発言は、”そういうこととは別に、彼は僕の友達だから”と続く」 「友達としての忠告ということか」 「どうやろ」 「まあ、同じ81年生まれやし、同じチームにいたから友達でも不思議はないな」 「ついでに言うと、カシージャスはプジョルにこの件について話を聞いたらしい」 「プジョルともお友達か」 「らしいで」 「考えてみると、その2人は代表でずっと一緒やしな」 「あたりまえといえばあたりまえやけど、面白いわな」 「なにが」 「犬猿の仲のバルサとマドリーなのに、中の選手はお友達同士というのがよ」 「まあ、狭い業界やからな」 「それにしても、カシージャスは大人の発言やな」 「確かにな」 「そういえばだな」 「なんだ」 「同じ記者会見で、バルセロナの”クライシス”について聞かれた時にだな」 「ふむ」 「”そうだね、彼らが危機的状況だというのなら、僕たちが今どんな状態か、みんな知っているよね。僕らは、ほとんど暗闇で生きているようなものさ”と答えていた」 「凄い発言やな」 「それに対して記者席から笑いが起こると、”いやいや、もし彼らがクライシスだとして、今の強さだとしたら、まあそれは笑えるクライシスだね”と続けた」 「ウィットに富んでいるというのか、自虐的というのか、よくわからんな」 「確かにマドリーは人を笑える状況じゃないしな」 「ロナウド騒動が一段落ついたと思ったら、ロビーニョが、”ロナウドは、本当はここに残りたかったんだ。それなのにカペッロが……、それにカペッロは僕のことを信用してないんだ”とか駄々をこねはじめた」 「それに対してカペッロもやりかえして、相変わらずのドタバタ劇場振りを発揮している」 「もういい加減に本業のほうで張り切って欲しいんやけどな」 「それは全リーガファンの願いやろな」 「ちなみに、今回のカシージャスインタビューは、エル・ムンド紙内にありますので、肩をぽりぽり掻いたり、椅子をクネクネさせながらしゃべる姿をごらんいただければと」 「おそらくこちらはアクセス制限はないので日本からもご覧いただけるかと」 「そんなこんなで今週はこの辺で」 「また来週」 「ご機嫌よう」 |
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