Athletic vs Atletico
05.12.03.sabado
日時:第14節 2005年12月03日(土)
対戦:アスレチックvsアトレチコ
結果:1−1
得点:0−1 12分 ケズマン
1−1 96分 オルバイス
審判:ゴンサレス・バスケス(ガリシア)
警告:プリエト、ティコ、ジェステ(アスレチック)
ペトロフ、バレーラ、ペレア、イバガサ(アトレティコ)


アスレチックは、監督がクレメンテに代わり、1−3−4−2−1に近いシステムでプレーするようになった。

これは、左サイドの中盤がいないため、1−4−4−2系を採用するのは難しい、という問題が根底にあると考えられる。

それはさて置き、この試合で繰り出された攻撃に注目すると、主に2つの攻めパターンが存在した。

一つは、図1のように、ウルサイスが下がり、ジェステとエチェベリアを上げた後にウルサイスの頭めがけて放り込み、それを図2のように、前もしくは右に捌くものである。

もう一方は、エチェベリア、イラオラで構成される右サイドからクロスを上げるものであり、図3のように表される。

前半のアスレチックは、この2つから十分な数のチャンスをつくりだしたが、これをゴールにつなげようとするならジェステはいらない。

まずジェステを使うなら、そのボールキープとラストパスの能力をいかす必要があるが、この2つの図において、それは必要とされない。

それらに代わり、縦に抜けるボールを受けてゴールを決める能力とサイドからのボールにゴール前であわせる能力が求められる。

しかし、ジェステはこれらに関して適役とは言い難い。

特に、サイドからのボールに対しては、なんとなく中央に走り込むものの、どのタイミングで動き出していいかを把握できないため、クロスに対してなんのアクションも起こせないことが多い。

これでは、いかにエチェベリアが右サイドを突破し、イラオラが良いクロスをあげたとしてもその多くは無駄に終わってしまう。

それならば、図4のように、最初からジェステの代わりにフォワードのダニョベイティアを使う方がよい。
縦に出るスピードに優れるダニョベイティアなら、上記の役割を果たす条件を満たしているし、さらには、左サイドに流れてのプレーが得意な彼を採用することにより、ジェステが中央に寄ることにより有効活用されないスペースをいかすことも可能になる。

ここからさらに攻撃面を強化したければ、ボランチにティコを入れればよく、フォワードが空けた穴に入り、ミドルシュートを撃つことができる。

このシステムで戦うならば、ジェステの長所よりも短所が際立つため、彼を使う必然性はない。
そもそも、ジェステの頭上をボールが飛んでいくような状況では、彼の能力は使いようがない。

もしジェステを使うなら、図5のような形で彼の周囲にスペースを作り出し、そこからのゲームメイク、スルーパスの能力をいかす方が妥当だと考えられる。

この試合では、交代により彼の位置が後方左側に動いていったが、これでは前監督の配置に近づくという意味において、話がもとのもくあみであり、今後どのような対策がとられるのか注目される。

一方のアトレチコは、名物、終了間際の失点により2ポイントを失った。

この試合での問題は明らかであり、ペトロフ、ケズマン、イバガサの3人にパスミス、キープミスが多すぎてボールがつながらず、まったく攻撃にならなかった。

これは、システムどうこうの前に個人の問題であり、調子の回復を待つか、人を代える以外に方法はないと考えられる。


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