Barcelona vs Real Madrid
06.04.01.sabado
日時:第31節 2006年4月1日(土)
対戦:バルサ vs レアル・マドリー
結果:1−1
得点:1−0 22分 ロナウジーニョ(PK)
1−1 37分 ロナウド
審判:メディーナ・カンタレッホ(アンダルシア)
退場:ロベルト・カルロス(25分、レアル・マドリー、レッドカード)
警告:ファン・ボメル、ジオ(バルセロナ)
グティ、ロベルト・カルロス、ロナウド、メヒア、バティスタ、ベッカム(レアル・マドリー)


「本日は、引き分けに終わったエル・クラシコことバルセロナ対マドリーをお送りして行こうと思うわけだが。」

「うむ。」

「バルサ有利の予想が圧倒的に多かったけど、結局は引き分けやったな。」

「内容的には一方的なバルサペースやったけどな。」

「そうやな。実を言うと、わしはもうちょっとマドリーがやると予想しててんけどな。」

「なんでや。」

「まずな、バルサの弱点は、この図のような感じで、ロナウジーニョの裏のスペースなわけやろ。」

「そうやな。」

「そんで、普段はそこをカバーしているエジミウソンとモタ、両方中盤にいないわけよ。」

「確かに。」

「おまけに、今のマドリーの最大の武器に近いのがロナウジーニョの裏を突くシシーニョときたら、マドリーの数少ない強い部分がバルサの数少ない弱い部分にぶつかるわけやから、もうちょっとどうにかなると思ったわけやな。」

「うむ。」

「ボールを奪った後、右に展開して素早くシシーニョとベッカムでジオに対して2対1の形をつくる。そこからえぐって・・・という流れを期待してたんよ。」

「開始10分くらいはそんな形も見たれたで。」

「10分だけであとはヘロヘロやったけどな。マドリーの武器といえば、右サイドとカウンター、ベッカムのFKくらいなもんやからな。そのうちの1つが10分で売り切れたらつらいで。」

「でもカウンターは見事に決まったやんか。」

「まあな。こういう形やな。バティスタがロナウジーニョの気の抜けたパスミスを拾ってスルーパス、モタを振り切ったロナウドがループシュートで決めて、見事やったな。」

「久しぶりにロナウドの恐ろしさを堪能したで。」

「とにかく速かった。モタが肉離れをおこすくらい走ってもまったく距離が縮まらんのやから恐ろしい話やで。」

「久しぶりにバルサ時代のロナウドを見た気がしたな。」

「でもな、いくら綺麗に点を取っても守備がな・・・どうにもならんからな。」

「守備か。」

「バルサにやられたシーンも最初はこういう場面から始まったんや。」

「この配置はないな。」

「ないやろ?普通のチームは、Aのゾーン、つまり、センターバックの前、ボランチの裏にあたるゾーンを絶対に相手に渡さないように守るわけやけど、がら空きもええとこや。」

「ラウール・ブラボとロベルト・カルロスの間も開き過ぎやし、いわゆる守備的に終わった状態やな。」

「そもそも、この図でいうと、赤い四角で囲まれた4人がディフェンス的には何の役にも立っていない。前からプレッシャーをかけるなら、せめてのような形になって守備ラインを押し上げないとおかしいし、引いて守るなら、のように全員で引かないとおかしい。それがこうと来たもんだ。」

「なんともふわりとした守備組織やな。」

「これが速攻からやられたのなら話もわかるけどな。この時は、デコがバティスタをかわすまでに、バルサがボールを回収してから7秒たってるわけよ。7秒いうたら高校生でも軽く50mは走れるで。」

「まあな。」

「それに、こんな形がこの1回だけなら救われるけど、試合中に何度も何度も繰り返されるわけよ。もう神も仏もわかりゃせん事態としいいようがない。」

「・・・お前の日本語がよくわからないのだが。」

「まあ、ようするに、マドリーが1点取って引き分けたのはほとんど奇跡みたいな話だというこっちゃ。」

「そうか?基本的に、ライカールトは試合の前から引き分けでいいという考えがあったから、1−1というのは妥当と言えば妥当な結末ちゃうか?」

「そうなんか?」

「そうや。試合の流れを思い返すとだな。まず、レアル・マドリーは25分にロベルト・カルロスが退場してこういう配置になっわけよ。」

「斬新にもバティスタがセンターバックに入ったわけやな。」

「そう。それで、ロペス・カロは9分後に交代を行ってこういう配置にした。」

「メヒアが左のセンターに入って、ラウール・ブラボが左サイドバック、ジダンが中央気味の左サイド・・・普通やな。」

「マドリーの方はな。それで、ライカールトはといえば、後半の開始からこのような選手配置にした。」

「ロナウジーニョが中、エトーが左か。」

「そう。1−1にもかかわらずエトーでサイドのシシーニョを抑えてリスクを減らしに行った、ということは、翻訳すると”同点を保ってあわよくば勝とう”という考えが背景にあるわけやな。」

「しかし、その後ファン・ボメルを外してロナウジーニョを中央に持って来るわけで、これは勝つ気なんとちゃうか?」

「確かにそうだが、中盤のロナウジーニョが守備に穴を開けても、サイドのジュリーとエトーが戻れば元々1人少ない相手に崩される心配は少ない、それに加えて、レアル・マドリーは後半の15分を過ぎるとバッタリ動きが落ちる、という2つの条件を考えると決してリスクを犯して攻めているわけではない。」

「さよか。」

「そうや。そもそも、バルサとしては引き分けて、11ポイント差を保ったまま残り試合を1つ減らせばそれでいいわけで、勝つ必要性は少ないわけよ。」

「まあな。」

「ライカールトとしては、1−1というのは予定内の引き分けやったはずやで。まあ、モタとプジョルの怪我を除けばやけど。」

「あれは不幸やったな。」

「モタは、ロナウドとの競争で怪我、プジョルはヘディングでの競り合いで思いっきり頭と頭を打ちつけて退場。それで、最終的なバルサの守備ラインはのようになってしまった。」

「出たで。禁断のジオのセンターバックが。」

「2週間前に冗談で言ったことが本当に起きてしまったわけだな。おまけに、左サイドバックがガブリときたもんだ。」

「しかし、水曜日のベンフィカ戦はどうなることかね?」

「プジョルは帰ってくるから、右からベレッティ、プジョル、オレゲル、ジオで、あとは前線の攻撃待ちやろな。」

「最近のバルサは点が取れてないからな、メシが帰ってきたらまた違うやろうけど。」

「メシも間に合わへんらしいで。」

「そうか・・・そうするとベンフィカにもまだまだチャンスはあるわけやな。」

「そうやな。この日みたいにラーションが外しまくって、エトーがゴールに近づけへんかったらチャンスはあるやろな。」

「そこで、ファン・ボメル大先生がペナルティーエリアに突っ込んで点を取ると。」

「まあ、わしもそれを期待してるんやどな。」

「そうか。じゃあ、水曜日の試合を楽しみにしてということで。」

「今回はこのへんで。」

「また次回お会いいたしましょう。」

「では。ご機嫌よう。」



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