互いにチャンピオンズリーグの準決勝を控えたバルセロナとビジャレアルが対戦し、両チームともに火曜、水曜の試合をにらみ、戦力を温存した。
バルセロナは、ロナウジーニョとマルケスを、ビジャレアルは、リケルメ、フォルラン、ソリン、タッキナルディを先発から外した。
特にビジャレアルの方は、チームの軸となる選手がほぼ全員外れており、チャンピオンズリーグにかける意気込みを示している。
この試合における、両監督、ライカールトとペレグリーニの狙いは、勝敗よりも戦力を落とさず、無事に試合を終えることだったが、開始早々にそのもくろみは崩れた。
9分に、ラーションがラインの裏に抜けるボールを受けようとして走り出した直後に太腿を痛め、交代を余儀なくされる。
次いで、19分にゴンサロがペナルティーエリア内での混戦で膝にチャージを受けてピッチを去る。
さらに35分には、ラーションに代わって入ったばかりのエスケーロが負傷し3人目の犠牲者となる。
チャンピオンズリーグを前にして次々と選手が怪我を負い、さらには、後半の終了近くにペーニャも怪我を負ったため、ビジャレアルはレギュラーセンターバック2人を失ってしまった。
戦力を温存するはずの試合で、2人ずつの負傷者を出したことは両監督にとって頭が痛い。
この試合のバルセロナの選手交代は興味深く、
最初の交代の後、エスケーロがセンターフォワードに入り、エトーが左サイドに来る場面が多く見られた。
これまでは、このような場合はエスケーロが必ず左に入っており、通常と逆になっている。
次に、
35分にエスケーロが退いた後は、マキシ・ロペスがセンターフォワードに入った。
マキシ・ロペスの問題は明らかであり、
図のように、入ってきたボールをその場で失ってしまう点にある。
この試合のマキシは、ボールスクリーンが甘く、無理にワンタッチトラップから相手を抜き去ろうとしてポロポロとボールを失っていた。
このため、バルサは試合のペース自体を失った。
今シーズン、どんなに前線が駒不足になっても、マキシが最後の最後まで使われることがないのは、このキープ力の不足が大きく関係していると考えられる。
最終的に、ライカールトは彼をセンターに置くことを諦め、
図のように前線を組み換えた。マキシはあえなく左サイドに移されている。
また、84分にファン・ボメルとベレッティの交代が行われるが、ベレッティは右中盤としてプレーしている。
火曜日のミラン戦に向けたバルサの布陣は、
図のようになると予想される。
主な不在選手として、ラーションは怪我、デコは出場停止であり、1週間前には間に合うと思われていたメシは怪我の治療のため、アルゼンチンに帰国している。
マルケスがセンターバックに復帰し、エジミウソンが中盤の底に入ると見込まれている
負傷したモタはベンチ入りが見込まれているが、先発は難しいとされている。
しかし、ライカールトは、最後の最後までカードを隠すのを信条としており、モタの先発の線も消えていない。
一方のビジャレアルは、
図のような配置が予想される。
選手を温存した中盤から前方はベストメンバーだが、センターバックとキーパーが控え選手で埋められている。
特にセンターバックは、完全に駒が足りないため、ボランチのアルソかタッキナルディを下げてまかなうと予想される。
この点について、タッキナルディは、「僕がセンターバックをやるのはまったく問題ないよ。ユベントスにいたとき、それこそチャンピオンズリーグでアヤックスと対戦した時にやったことがあしね。その時は4−1で勝ったよ。」とコメントしている。
しかし、ペレグリーニがプレッシャーをかけてくるアーセナルを相手に、中盤に捌きの苦手なアルソを置くとは考えにくく、タッキナルディがボランチを務め、アルソがディフェンスラインに下がる可能性が高い。

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