Celta de Vigo vs Barcelona
06.05.03.miercores
日時:36節 2006年5月3日(水)
対戦:セルタ・デ・ビーゴ vs バルセロナ
結果:0−1
得点:0−1 55分 エトー
審判:ペレス・リマ(テネリフェ)
警告:アンヘル、イリネイ、コントレラス、ピント(セルタ)
ベレッティ、エジミウソン、デコ、(バルサ)


「バルセロナ優勝!!!」

「……」

「遂にバルセロナの優勝が決定したわけだが。」

「そうやな。」

「感想はどうかね。」

「おめでとうと。」

「それだけか。」

「まあ、腐ってもマドリディスタやからな。それ以上は言えん。」

「そうか。かわいそうに。」

「同情はええから、試合の話でもしようか。」

「そうやな。初期配置を見るとバルサはベストメンバーに近いかね。」

「怪我上がりのオレゲルがベンチなだけで、あとは現時点でのベストに近いと思う。」

「それで、セルタの方だが、本来は右サイドバックのはずのアンヘルが左に来て、右にジョナタン・アスパスが入っているのが目新しい。」

「プラセンテが出場停止で、ホセ・エンリケは怪我。左サイドバックが壊滅したせいで、便利キャラであるアンヘルが左に回っているわけやな。」

「最近売り出し中のアンヘルとロナウジーニョの対決を見たかったけど惜しかった。」

「セルタは、ミチェル・サルガドからベラスコ、アンヘルと途切れることなく良い右サイドバックを輩出していて興味深い。」

「それで、セルタは1−4−1−4−1をやめたのか?この試合では1−4−4−1−1だが。」

「やめたみたいやで。最近はこの配置を主に使っている。」

「そうか。」

「それで、前半は0−0のままで終わるわけだが。」

「一足先に始まった試合で、バレンシアがマジョルカに負けてしまう。」

「それで、ハーフタイムに入った直後にバルサの優勝が決定したわけやな。」

「こうなると、後半のバルサの戦い方が注目だった。」

「で、どうやった?」

「どう思う?」

「真面目やったな。」

「確かに。」

「優勝が決まって緩むかと思ったけど、きっちり仕事をしていた。」

「その辺りがさすが真面目かつ几帳面なライカールトのチームらしい。」

「それで、後半の開始から選手の配置がこうなっていたような気がするのだが。」

「確かにそう見えた。」

「ロナウジーニョは、明らかに中盤に下がっていたよな。」

「わざとかどうかは知らんが、確かに普段よりも低い位置にいた。」

「これはどういう意図かね?」

「わからん。別にロナウジーニョをアスパスから逃がす必要もないし、今シーズン一度も使っていない1−4−4−2の菱形バージョンのような配置をここで用いる必然性はないと思う。」

「実験してみたかったんかね?」

「そうかもしれん。」

「それで、55分にエトーがファン・ボメルとの絡みで点を取る。」

「その後のライカールトの交代は興味深かった。」

「まず、直後の56分にロナウジーニョをエジミウソンに代える。」

「ロナウジーニョは、試合中に足首を気にする仕草を見せていたらから、これは当然かもしれん。」

「その結果、イニエスタがトップ下に来る。」

「これも今シーズン初めての配置やな。」

「そして、その4分後には、ファン・ボメルをシャビに代える。」

「ファン・ボメルは肋骨辺りを気にしていたから、それが原因かもしれん。」

「怪我人から優先交代か。」

「リスクは犯したくないやろうからな。」

「それで、登場したシャビなわけだが。」

「中盤で痛恨の一撃のようなパスミスを連発しとったな。」

「まだ本調子に程遠い彼がワールドカップに行く目はあるのかね?」

「うーん。どうやろ。微妙なラインやけど、アラゴネスのことだから選ぶような気がする。」

「そうか。」

「で、シャビの登場から5分後にはシウビーニョがジオに代わって登場する。」

「これも怪我がらみかね?」

「どうやろ?ジオが怪我の種を抱えているという話は聞いてないけど。」

「しかし、65分までに交代を使い切るとはライカールトもはっきりしとるね。」

「1点取ったら選手を温存させるモードに切り替えた、ということかね?」

「多分。その後に怪我人が出ても、無理をさせずに外に出して、負けるなら負けてもいい、という腹立ったと思うぞ。」

「1点も取れずにずるずる負けるようなパターンを嫌っただけで、点を取った後に理由のある敗戦を迎えるなら、それはそれでいいという話かもしれん。」

「変な負け方をすると、チームの勢いにも影響が出るしな。」

「それで、試合が終了して、バルサの喜びが爆発する、と。」

「あの時のロナウジーニョは良かったな。」

「なにが?」

「いや。なぜか真っ先にラーションに抱きつきに行ったやろ?」

「そうやったな。」

「その姿がお父さんにじゃれる子供のようで良かったわけよ。」

「お父さんって……ロナウジーニョはラーションが9歳の時の子供かいな。」

「いや、精神年齢で、ラーションが40歳でロナウジーニョが20歳だと思えば不可能ではないやろ。」

「不可能ではないけど、かなり強引やな。」

「そうかね。」

「そういえば、ラーションは試合中にめずらしく切れとったな。エトーに対して。」

「まあ、あれだけラーションが動いてもパスを出さんのやから怒るのもしょうがないんちゃうか。」

「それでも、めずらしいで。自分の走りが無駄になったも、シュートを打った選手に拍手を送るのがラーションやから。」

「エトーはなにがなんでもピティティが欲しいからな。とにかくゴールが欲しいんやろ。ゴール前でボールを持ったらもう周りが見えてないからな。」

「ピティティじゃなくてピチチやぞ。」

「いや。去年フォルランに得点王をさらわれた後、”ピティティなんて欲しくない”とエトーが言っていたからな。」

「そうか。それはよっぽど欲しかったんやな。」

「磐石と思われた得点王レースも、ビジャが2点差まで迫ってきてるからな。去年と同じような展開や。」

「とりあえず、今後のバルサはエトーのピチチとチャンピオンズリーグ決勝に向けた調整が焦点ということで。」

「また来週。」

「ごきげんよう。」



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