「明日はバレンシアをお手本にして守備練習をやるので、各自次の絵を見て記憶してから練習に来るように。」
「まず、最初は
図1にあるスローインに対する守備を練習する。」
「配置は見ればわかると思うが、肝心なのは、オレンジの線より内側に全員入ること。そして、選手間の距離を正確に保つことだ。もし、相手にロベカル並みのスローインをする奴がいたらセンターバックとサイドバックは十分背中に注意するように。」
「
次の図は、前線から相手を追い込むパターンだ。」
「まず、フォワードの2人とサイドの中盤で協力してディフェンスラインのボールをサイドバックに流させる。サイドバックがボールを持った後は、中盤がプレッシャーをかける。この時、内側から外に押し出すように近づくこと。」
「すると、
図3のように縦にパスが出る確率が高い。このパスを誘うために相手のサイドの中盤をきつくマークしないこと。また、ボールが入った後もサイドバックとボランチは周囲を固めてプレッシャーにいかないように。中盤に入ったボールには、前に出た右ミッドフィールダーが、かぶせるようにプレッシャーをかけること。」
「この図のアングロの位置に入った選手は、前に出てさらに後ろに走ってボールを追わなければいけないため、非常にきつい。限界に来たら優先的に交代させるので、心置きなく走ってくれ。このポジションが手を抜くと全体が崩壊するからな。」
「それと、この時、ディフェンスと中盤のラインは相手フォワードとボールの動きに合わせてラインを保ちながら下がる。ラインは、一番ボールに近い選手の高さに合わせること。」
「ボールにプレッシャーがかかったらラインを止めて、ボールに近いサイドバックは相手フォワードの前でパスカットを狙う。こうすることで相手のパスコースがさらに狭まる。その狭いライン際をボールが通ったら、センターバックはフォワードの前に出てボールをカットするように。これだけ予想が簡単なんだから絶対に競り負けるんじゃないぞ。」
「この図では、うまくボールを取れたとしてもクリアのコースが狭い。だから、フォワードは相手のサイドバックの裏に出るクリアボールを常に狙って動くように。もしボールが取れなくても相手ディフェンスにプレッシャーをかけられる。」
「あと、サイドに出たセンターバックと残ったセンターバックの間に距離が開くが気にしないように。中央に残った選手は、サイドバックと連携してもう一人のフォワードをマークすること。それと、逆サイドの中盤は、対面の選手の位置を必ず把握しておくように。」
「まとめると、この守備では、
図4の黒枠のスペースにボールを追い込み、赤枠のスペースでボールを取るのが基本だ。よくある方法だけど、きちんとやれば効果は大きい。各自のポジションと役割を記憶しておくように。このパターンが敗れた場合の対応については、次の機会に練習するのでそのつもりで。」
「
図5はボールを奪った後、相手にプレッシャーをかけられた場合の対処法を示してある。図のように、ディフェンスラインでプレッシャーを受けた場合には、まず最初に相手サイドバックとセンターバックの間へのパスを考える。」
「こういったパスをキープできる確率は高くないので、
図6のように相手にカットされる。カットされた後は、サイドに走った選手が相手にプレッシャーをかけるので、最初からそのことも頭に入れて走るように。」
「例えば、
図6のようにボールが動いた場合は、サイドに流れた選手がひたすらボールを追いつづける。この時は、サイドへサイドへと追い込んでいくように注意すること。」
「そうすれば、サイドバックと協力して相手を挟むことができる。このようにボールを持っている選手を苦しい状況に追い込んだら、
図7のように、その周囲の選手は相手をなるべく近い位置でマークするように。良いパスはでないから、動きで裏を取られる心配は少ないし、相手のパスは弱いものが出る確率が高い。この時、マークすべき選手との間を開けて、余裕を持ってトラップされたらこれまでの苦労がすべて水の泡だ。」
「相手が苦しい状況になったら、簡単なパスの出先を厳しくマーク。これは、いつでも使える鉄則なので必ず憶えておくように。」
「以上で、基本のボールの取り方、取った後のセーフティーなプレー、という流れが身につくわけだ。ん?そんなに上手くいくのかって?一人一人が役割を果たして、全体が強調して動けば必ず上手くいく。じゃあ、全員忘れずに暗記してくるように。」

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