「さて、今日はミラン対バルサについて話していこうか。」
「そうやな。」
「個人的には、今回のテーマとしてバルセロナの守備に注目したいと思うだが。」
「守備か。いいと思うけど、地味やな。」
「それが俺らのええところや。まず、両チームの配置は
こんな形だった。」
「予想通りやな。使える中でベストメンバーとかね。」
「この中では、特殊なマーク関係が存在していて、絵で描くと
こうなる。」
「赤がミランがバルサをマークしていて、青がバルサがミランをマークしているわけか。」
「そう。ミランは、動くロナウジーニョをスタムとガットゥーゾの2人で見て、バルサはガットゥーゾを無視する形で、カカー、シードルフ、ピルロを押さえている。」
「ガットゥーゾはほっといても問題ないという判断やな。」
「この試合では、面白いことに、バルセロナの右スローインはファン・ボメルが投げていた。
図のような感じだ。」
「これは、よほど後ろに穴をあけたくないというライカールトの意識のあらわれかね。」
「バルサが、58分に先制して、追うミランは67分にピルロをマルディーニに代えて
図のような配置になる。」
「1−4−4−2か。」
「ここでも特殊なマーク関係が存在して、ファン・ボメルはただひたすらシードルフをおいかけていた。」
「オランダ人がオランダ人を使って、オランダ人をマークさせていたわけやな。これぞ、ダッチのダッチによるダッチのためのマンマークと言えるな。」
「ちなみに、中盤にモタが入ってからも、モタは執拗にシードルフをマークしていた。」
「ライカールトは、よっぽどシードルフを警戒していたみたいやな。」
「リードを奪ったバルサは、
71分に動きの落ちたジュリーをベレッティに代える。」
「ベレッティの右ウィングときたわけだ。」
「しかし、これは長く続かず、
5分後には怪我のオレゲルがモタに変わる。」
「これは謎の配置やな。」
「微妙な1−4−4−1−1みたいな配置だが、選手配置がぐちゃぐちゃで、形をなしていない。」
「これは監督の指示かね?」
「多分それが上手く伝わらなかった結果だと思う。80分を過ぎたあたりからは、
図のような形でエトーを右、ロナウジーニョを中央に置き、いつもの守備固めをしている。」
「イニエスタの左サイドは、去年も結構あったな。」
「そして、最後は、
図のようにロナウジーニョがマキシ・ロペスと交代する。」
「これは珍しい。」
「非常に珍しい。」
「これまでは、ライカールトはどんなに理屈的にロナウジーニョを代えた方がいい状況でもかたくなに代えなかった。」
「代えられるとむくれる、ロナウジーニョの心理面を重視していたと考えられる。」
「それをミランに対しては代えたということは、よほどミランの力を警戒している証拠かね。」
「そうやな。ライカールトは、強いミランにいたからなおさらだと思う。」
「さて、ここで恒例の第2戦の予想に行きたいのだが。」
「注目はバルサのディフェンスらいんやな。」
「オレゲルが壊れてしまったからな。」
「個人的には、右から、プジョル、マルケス、モタ、ジオだと思う。」
「斬新やな。」
「ベレッティ、マルケス、プジョル、ジオもあり得るけど、買っている時にわざわざベレッティを置いて穴をあける必要もない。」
「わしは、ベレッティ入りに賭けたいけどな。」
「まあ、その辺りが注目ということで。」
「また来週。」
「ごきげんよう。」

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