Recreativo vs Barcelona
07.03.16.sabado
日時:2007年3月16日(土)
対戦:第27節 レクレアティーボ対バルセロナ
結果:0−4
得点:3分 0−1 エトー
40分 0−2 ザンブロッタ
42分 0−3 エトー
86分 0−4 メシ
審判:トゥリエンソ・アルバレス(バスク)
警告:バルベル(レクレ)
イニエスタ、デコ(バルセロナ)

「さてさて」

「どうした」

「先週末はバルセロナが勝った」

「久しぶりのような気がするな」

「しかも0-4で勝った」

「大勝やったな」

「今回は、そんな試合を見ていこうというわけだ」

「うむ」

「まず、先発はこうなっていた」

「レクレはいつもの1-4-4-2やな」

「そして、バルサは後ろが4枚になっている」

「ついにあの3バックをやめたのか」

「そうやな」

「サラゴサ戦の後半から自爆し続けて、セビージャ、リバプール、レアル・マドリーに負けてようやく懲りたわけやな」

「セビージャ戦だけは中盤が横一列で少し違うシステムやったけどな」

「しかし、ここでやめるということは、失敗を認めたということかね」

「そう解釈してよろしいかと」

「それにしても、今回の布陣も男前やな」

「中盤の底にイニエスタがいるのが特徴的だが、配置的にはボロボロに負けた前期のレアル・マドリー戦に似ている」

「この形の弱点は明らかで、ロナウジーニョとメシの後ろ、サイドバックの前、ボランチの横が大きく空く」

こうかね」

「そこをサイドの中盤で突けばいいのだが、レクレのアイトールとフアンマではスピードも技術も足りなかった」

「アイトールは面白い選手やねんけどな」

「この試合では、ドリブルで縦に抜けるスピードのなさを露呈してしまった」

「ウチェとポンゴールがボランチの横で上手くボールをキープしていただけに残念やった」

「最近のウチェのキープ力は以上やな」

「あのスピードと当たりの強さは稀なので買い時ではないかと」

「そうかもしれん」

「ちなみに、バルサが今後ともこの形で戦うなら、レクレのサイドを強くするか、このような布陣で戦うと優位に立ちやすい」

「これはあれか」

「あれだ」

「2年前のチェルシーアタックか」

「その通り」

「1-4-1-4-1でボールの逆サイドの中盤を前に残してカウンターか」

「レクレの手持ちの駒でもできないことはない」

「それはそうだが、マルセリーノは、とことん1-4-4-2のゾーン主義者だからやらんだろう」

「それはその通り」

「なんにしても、バルサがこの形で行くなら、サイドにパスを飛ばされて苦労するやろな」

「そこで、68分にこのような交代が行われた」

「ジオが左中盤か」

「こうすることでロナウジーニョの裏をある程度カバーできる」

「しかし、右のメシも戻らないから、相変わらず右サイドには大穴が空く」

「そこでだ」

「なんだ」

「どうせならこう組んでしまえばいいと思うわけだ」

「なんだこれは」

「平たく言うと、カウンターに重きを置いた布陣だ」

「赤い部分が空き過ぎだが」

「そこがミソで、このスペースを突こうと思うと、相手はこうならざるをえない」

「真面目に攻めるとそうやな」

「そうすると、必然的にロナウジーニョ、メシの周囲にスペースができるからカウンターに都合がいい」

「エトーは下がるのか?」

「他の2人を下げるのは無駄だから、エトーが下がった方がいい。それに、後ろから前に出切る選手としてエトーは最適でもある」

「しかし、これではデコとイニエスタの場所がなくなるわけだが」

「それはしゃあないで」

「もったいない話じゃないかね」

「前線では、守備に穴を空けるメシとロナウジーニョを使いたい。中盤では守備に効く選手はいらないから上手なデコ、シャビ、イニエスタを使いたい。右サイドバックではスペースを押さえる選手より、ザンブロッタにべレッティをどんどん前に上げていきたい、というのが今のバルサなわけだ」

「まあそうやな」

「それじゃ、なんでもかんでも欲しがる駄々っ子と同じやで」

「駄々っ子アタックは結構強いもんやけどな」

「いつでもそうはいかんやろ」

「まあな」

「両方、もしくは、どちらかのサイドが縦に速いチームが来たらアップアップになるのは目に見えている」

「スペインリーグではセビージャが一番サイドが速いけどな」

「そのセビージャは先週末、セルタと対戦していた」

「2-0で勝ってたな」

こんな先発だった」

「両チーム同じようなシステムなわけだが」

セビージャの中盤にはへスース・ナバスとアドリアーノがいる」

「対するセルタはグスタボ・ロペスとネネやな」

「両者を比べると、縦へのスピード、ドリブル抜く能力がまるで違う」

「グスタボ・ロペスも昔は速かったけどな」

「もう34やしな」

「ネネも左では速いねんけどな」

「右に置くと縦への突破力はほとんどゼロやしな」

「超左利きの宿命やな」

「それにしても、前は、グスタボ・ロペスを右、ネネを左でやってたんやけどな」

「変えたみたいやな」

「前半は、このサイドの差に加えて、セルタの右サイドバックのアンヘルがアドリアーノにこてんこてんにされたおかげで、セビージャがチャンスをつくり続けた」

「しかし、アンヘルがあんなにやられるとは思わなかった」

「今までは見たことがないな」

「これはどうするんかいな、と思っていたら、後半の開始からこうなった」

「ジョナタン・アスパスが右サイドバックに入って、アンヘルがボランチに入った」

「個人的には両方初めて見る場所でプレーしていた」

「この交代からすると、ジョナタン・アスパスの方がアンヘルより守備がうまいということかね」

「守備がうまいというより、アンヘルは明らかにスピード負けだったから、より速いアスパスを直接当てる。そして、タマスよりはサイドへのフォローが早いアンヘルを中央に入れてヘルプに行かせようとしたんだと思うぞ」

「これでアドリーアノにやられる回数は確かに減った」

「目から鱗な起用やな」

「非常に興味深かった」

「これに対して、セビージャは、1点をリードしていた62分に、怪我のカヌーテをポウルセンに代える」

「それと同時に、システムを変更した

「1-4-1-4-1やな」

「そうやな」

「これまた珍しい」

「確かに」

「しかし、普通この形にすると守備が堅くなるものだが」

「この試合では、ディフェンスの4と中盤の4の間が空きすぎて度々ピンチを招いた」

「1-4-4-2の方が安定しているというのも面白い」

「そうやな」

「なんにせよ、バルサは、セルタのようなチームと当たるなら良いが、セビージャのようなチームと当たれば、苦戦は免れない」

「ところがだ」

「なんや」

「バルサとセビージャは既に対戦済みなわけだ」

「そんな気もする」

「さらにだ」

「なんや」

「今後のバルサの対戦相手を拾ってみると、デポル、サラゴサ、マジョルカ、ビジャレアル、レバンテ、ソシエダー、ベティス、アトレティコ、ヘタッフェ、エスパニョール、ヒムナスティックになっている」

「それはまた」

「順位を並べると、12、5、14、11、16、20、15、6、9、10、19になる」

「楽やな」

「セビージャがバレンシア、レアル・マドリーとの試合を残していることを考えると、非常に有利だといえる」

「残り試合で、サイドが脅威になりそうなのは、アイマールとダレッサンドロのサラゴサ、ソビスが流れた時のベティス、戦い方によってデ・ラ・ペーニャを使えるエスパニョールくらいかね」

「断然楽なはずやな」

「しかし、それでもバルサは、これまでと同じ理由で苦労するから、ぶっちぎりとは行かないわけやな」

「はたしてその辺がどうなるか」

「今後のお楽しみということで」

「今週はこの辺で」

「また来週」

「ご機嫌よう」



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