Barcelona vs Getafe
07.05.27.domingo
日時:2007年5月27日(日)
対戦:バルサ対ヘタッフェ
結果:1−0
得点:4分 1−0 ロナウジーニョ
審判:ペレス・ブルル(アストゥリアス)
退場:ロナウジーニョ(40分、バルセロナ、レッド)
警告:(バルセロナ)
(ヘタッフェ)

「さてさて」

「どうした」

「先週末は上位3チームがそろって勝った」

「うむ」

「本日は、その中から、バルサ対ヘタッフェ、セビージャ対サラゴサをお届けするわけだ」

「そうか」

「まず、バルサ対ヘタッフェの先発はこうなっていた」

「バルサの右サイドバックがベレッチなのはそれとして、ヘタッフェは珍しい形やな」

「確かに」

「普段は、1-4-4-2か1-4-1-4-1なのに1-4-3-1-2気味やな」

「流れによっては1-4-3-3にも見える形や」

「狙いとしてはこんな具合か」

「そうやな」

「中盤の3人でバルサのシャビ、デコ、エジミウソンをマークする」

「そして、ベレッチが上がればマリスが下がり、ジオが上がればマヌー・デ・モラルが下がりマークする」

「その時、一方は前に残ってカウンターに備える」

「まあそういう形だ」

「これはいわゆる引き分け狙いかね」

「なにはともあれ、守備に重点を置いた布陣であることは間違いない」

「ということはあれやな」

「なんや」

「マドリーからヘタッフェにボーナスが出るという噂は本当なわけか」

「いわゆるプリマというやつか」

「そうや。ヘタッフェがバルサに引き分けか勝つかすれば、マドリーは大きく優勝に近づく。だから、裏で金が動いているという噂は試合前からあったしな」

「まあカンプ・ノウでヘタッフェが守備的に戦うのは当たり前といえば当たり前やけどな」

「しかし、コパ・デル・レイ(別ページ)では勝っているわけだから、ここまでガチガチに守る必要もなかろうて」

「システムは似てるけどな」

「コパの時は、むしろサイドを誘い込む方式だった」

「あの時は勝つしかなかったからリスクを犯す必要があったし、それに、フォワードにグィサがいたのも大きい」

「まあそれはある」

「で、試合は、開始4分にいきなり点が入った」

こんな形からだった」

「2人のディフェンダーの間をエトーがドリブル」

「割って入った後は、外側のディフェンダーに体を寄せる」

「ボールと相手の間に体を置いて衝突」

「その反動を利用して逆サイドへパス」

「フリーになったロナウジーニョがシュートを決めた」

「これはいいゴールだった」

「なんと言ってもエトーの体を使ったボールスクリーンが光っていた」

「ちなみにこのゴールはヘタッフェのセンターバック、ベレンゲルのもの凄いパスミスから始まった」

こうやな」

「センターラインから目の前の敵に直接パスを出したら話しにならない」

「ベレンゲルはパスに自信があるだけにそれが仇になった」

「おまけに、ヘタッフェはボールを持つと、パスを回すために守備陣がなるべく広く散開するのも仇になった」

「ホームで早い時間に先制して、バルサとしては願ってもない展開だった」

「ところがだ」

「うむ」

「40分に事件が起きてしまう」

「ロナウジーニョ退場事件やな」

「相手から押し倒されたロナウジーニョは背中から殴りつけ、さらに下半身を蹴りつけた」

「というと極悪に聞こえるけど、両方なでた程度の攻撃だった」

「もし本気で攻撃したらそっちの方が問題やで」

「まあな」

「10人になったバルサは、エトー、メシを置いた1-4-3-2で頑張った」

「62分に、システムを変えずにベレッチをオレゲルに代えてこういう配置やな」

「正直10人のバルサの方が選手の組み合わせとして良かったと思うが」

「今のロナウジーニョは使ったほうがいいのかどうか、問題が多いでな」

「例えば0-6で大勝したアトレチコ戦でも、メッシにはマークがついていたけど、ロナウジーニョは、ある意味ほったらかしだった」

こんな感じか」

「メッシにはアントニオ・ロペスがぴったり張り付いていたけど、ロナウジーニョに特別なマークはついていなかった」

「それは、今のスペインリーグでのロナウジーニョとメシの評価を端的に表している」

「相手の監督がマークをつけない、そして、メッシの方が怖いと思われているロナウジーニョに存在意義はあるのか否か、という話やな」

「それもあってか、この日のロナウジーニョは開始からやる気満々だった」

「それなのに退場」

「もし2試合の出場停止が言い渡されたらシーズンも終了」

「はたしてどうなることかと」

「うむ」

「おまけにエトーもイエローカードを受けて次節は出場停止」

「メッシが頑張るしかないという状況やな」

「そういうまとめか」

「そして、次はセビージャ対サラゴサなわけだが」

「先発はこうだった」

「両方普通やな」

「その普通であることが普通でないわけだ」

「どういうことや」

「ビクトル・フェルナンデスは、バレンシア戦でこのような先発を用いた」

「1-4-1-4-1やな」

「ところがこれはうまくいかず、後半この形で殴り合ってようやく互角以上になった」

「確かに」

「その反省を踏まえてか、セビージャに対しては最初からスペースを開けるのを恐れない布陣で挑んだ」

「しかし結果は負けてしまったわけだが」

「そうなんやな」

「おまけに内容的にというか、ゴールチャンス的にはあくまでもセビージャが有利だった」

「ただ、負けたのはセンターバックの2つのミスが原因だったことを考えると勝つ、もしくは、引き分けるチャンスはあった」

「ミスその1はセルヒオやな」

こんな流れだった」

「中央からサイドに動くルイス・ファビアーノに中盤からパスが出る」

「マークについていたセルヒオはそれに対して詰める」

「ところが、詰めた後の写真を見てみると、ボールを持つ相手に対して明らかにポジションがずれている」

「ゴール方向よりも外側にずれているわけやな」

「それを察知したルイス・ファビアーノは中央に反転」

「見事セルヒオはおいてきぼりを喰らう」

「これがミスその1」

「ミスその2は、ガブリエル・ミリートだった」

こうやな」

「セビージャのキーパー、パロップが蹴ったボールをカヌーテがそらす」

「そらしたボールは一路ガビ・ミリートのもとに」

「ところがミリートはトラップミス」

「ボールは相手に渡りスルーパス」

「ケルシャコフが抜け出しゴールが生まれる」

「これがミスその2」

「2つの大きなミスで2点を失って負けた」

「まああれだな」

「なんだ」

「ヘタッフェもサラゴサもセンターバックのミスで負けたということは、相手がどんなに強くてもそういったミスさえなければいい試合はできるということやな」

「裏を返せばそうともいえる」

「デポル対マドリーは、ファン・ニステルローイのハンドからのゴールで先制点が生まれたし」

「選手のミスや、審判のミスが命運をわけた節だったというところで」

「今週はこの辺で」

「また来週」

「ご機嫌よう」



c60 logo
トップページへ