Atletico vs Real Sociedad
06.11.25.sabado
日時:2006年11月25日(土)
対戦:第12節 アトレチコ・マドリー対レアル・ソシエダー
結果:1−1
得点:0−1 23分 ガリ・ウランガ
1−1 78分 アンソテギ(OG)
審判:テイセイラ・ビティエネス(カンタブリア)
退場:−
警告:マニッチェ、ペレア(アトレティコ)
レカルテ、ガリタノ、フアニート(ソシエダー)

「いや、困った」

「どうした」

「ソシエダーが勝てる試合を落として困っているわけだ」

「相手のアトレチコとしては、ハッピーな話やけどな」

「まあそうやねんけどな。点の取られ方がな」

これか」

「これはひどい」

「ガレッティがソシエダーの左サイドからセンタリング」

「高く上がったボールを見て、キーパーのブラボが飛び出す」

「キーパーの”OK!”の声を聞いたアンソテギはボールに競るのをやめ、アグエロをスクリーンする」

「ところが、前に出ようとしたブラボは濡れた芝に足を取られる」

「こけたキーパーにびっくりしたアンソテギの胸にボールが当たってそのままゴールインと」

「このような次第なわけだ」

「最下位のソシエダーとしては、厳しいな」

「厳しすぎやな」

「ちなみに、先発メンバーはのようになっていた」

「アギーレのアトレチコは、いわゆる普通の布陣で、一方のロティーナ率いるソシエダーはずいぶんと変化がある」

「ロペス・レカルテを薄い左サイドバックにコンバートしたあたりは渋いな」

「それに、バルケロの時代から比べたら、別のチームのように人も配置も変わっている」

「2つを比べるとこうなるわけだが」

「上がロティーナで、下がバルケロやな」

「システムはほとんど同じなのに、同じポジションでプレーしている選手は一人もいない」

「見事な変化やな」

「自分の予想ではこうだと思っていたが」

「2人しか合っていないな」

「そこで、このチームにおけるロティーナの狙いを理解してみたいわけだ」

「ふむ」

「まず、ソシエダーは”点が取れない”というのが問題だったから、前線の組み合わせが気にかかる」

「トップにガリ・ウランガとヘスーリやな」

「それに左のアランブルが鍵になる」

「スペースに流れるヘスーリと左に浮いたアランブルでボールを落ち着けた後に前に運ぼうという話か」

「基本的にそうで、左、中央、右と流れて前に進む場面が多い」

のような感じやな」

「そう」

「ここで、ボールが流れた先の右サイドに、スピードとパワーにまかせて前に進む選手がいればもっといい攻撃になりそうではある」

「ノボもいい選手やけどな」

「そうやけどな。ソシエダーは細かいタッチが上手い選手が多くて前へのベクトルが足りないから、もっとガリガリ前に進む選手がサイドに欲しい」

「具体的にはどんな感じや」

「スペインリーグで言うたら、セルタのヌニェスとかアトレチコのマキシ、ガレッティ、エスパニョールのコロみたいな感じやな」

「ソシエダーにそういう選手はいないもんかね」

「フォワードのディアス・デ・セリオを右で使うとかかね」

「まさに未知数やな」

「現状で攻撃を改善するとしたら、右に出したボールを、もう一度左か中央に入ったアランブルに戻すことやな」

「ボランチの押し上げが薄い今の状態では難しいな」

「その分、守備は安定しているので、文句も言えない」

「守備で言うと、今のソシエダーは本当に綺麗な1-4-4-2で、見事に3つのラインができる」

「フォワードも真面目に守備をして、ボールが上がるサイドの選手はボランチの前まできちんと戻る」

「確かに」

「これを続けるとすると、スコウボもコバチェビッチも使いづらい」

「しかし、ガリ・ウランガはよく動くけど、縦に入ってくるボールをキープできない」

「悩ましいところやな」

「個人的にガリは好きやけどな」

「そういう問題でもないな」

「去年から攻撃陣が足りないのに、シーズン前の補強をサボるからこうなるんやな」

「過去をグチグチ言う男は嫌われるで」

「去年はマルク・ゴンサレスに救われただけやのに、彼を失って補強もしなければ、グチの一つも言いたくなるやろ」

「それもいまさら次郎や。新しく取ったフアニートやディエゴ・リバスは使えるねんから、なんとか頑張っていかなしゃあないで」

「こうなると、冬のマーケットで誰を補強するかが勝負やな」

「そうきたか」

「とりあえず、優先順位のの一番は動けてボールをキープできるフォワード、二番目は縦にがつがついける右サイドの補強やな」

「三番目にボールをさばけるボランチ、四番目に攻守のバランスの取れた左サイドバックかね」

「とにかく、フォワードと右サイドは急務や」

「それでどうする」

「理想を言えば、フォワードは、守備に走れてディフェンダーを背負ってボールがキープできて点が取れればいい」

「ほとんど完璧やな」

「実際に言うとビジャのような選手が望ましい」

「獲得は絶対に無理やぞ」

「そこで思いつくのが、チュニジアのジアド・ジャジリを取れないかということだ」

「それまた突然やな」

「いや、ワールドカップのスペイン戦ではいい働きをしていたからな」

「それで、彼はどこにいるんだ?」

「フランスのトロワらしいのだが、試合に出ている気配がない」

「怪我か?」

「よくわからんが、干されているとしたらチャンスやで」

「もうちょっとちゃんと調べんかいな」

「フランスの方までは手が回らないので、詳しい方の情報をお待ちするということで」

「なんとも人任せやな」

「それで、もし彼が駄目なら、トリニダード・トバゴのスターン・ジョンもいいと思う」

「確かにワールドカップでは、中央から右へよく走ってたな」

「結構年やねんけどな」

「それで、彼はどこにいるんだ」

「イングランドのコベントリーらしい」

「プレミアではないな」

「そう。だから、今どういう状態なのかよくわからない」

「これも人に頼るのか?」

「ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお教えいただきたいかと」

「リーガの中ではいないのか」

「どのチームもいいフォワードには飢えているので難しい」

「そうか」

「そうだ」

「それで、右サイドはどうする」

「できることなら、コートジボアール代表、ニースのバカリー・コネが欲しい」

「それはまた贅沢やな」

「今シーズンのニースは調子が悪いので、なんとか裏切ってくれないものかと」

「調子の悪さで言ったら、ソシエダーに勝るチームも少ないけどな」

「それを言ったらおしまいやけどな」

「もう少し、取りやすそうな選手はおらんかね」

「どうやろ」

「ファンフランはどないや」

「どのファンフランや?」

「マドリーからオサスナに行ったファンフランや」

「ああ、そのファンフランか」

「オサスナはバルドとダビー・ロペスで右サイドが埋まってるから、彼は余り気味やろ」

「あまり試合に出てはいないな」

「頼めば、隣人のよしみで譲ってくれる気がするんだが」

「いけるかもしれん」

「あとは、ルーマニア代表でシャフタル・ドネツクのチブリアン・マリカはいける」

「この前のスペイン戦で点を取ったからか?」

「それもあるけどな。フォワードとしては、後ろを向いた状態でボールを受けるのがうまいし、右サイドの中盤としても走れるから、今のソシエダーにピッタリだと思うぞ」

「ふむ」

「とりあえずこんな感じかね」

「あと、ボランチで取れるなら、ニューカスルの14番、チャールズ・エンゾグビアか、ジロンダン・ボルドーの19番、デューカスを取りたい」

「それは、ソシエダーに必要というよりは、個人の趣味じゃないかね」

「まあそうやけどな。エンゾグビアはポジショニングが面白いし、デューカスは、順調にいけば、組み立て屋として大成する」

「怪我が大敵やけどな」

「それは常にそうやな」

「まあ、わしらがこんな妄想をしなくても、ソシエダーは冬の補強が上手いから大丈夫やろ」

「最近は、ピンチになると冬にヒーローがやってきて助けてくれるからな」

「古いところでは、ニハットやベスターフェルト、去年ではスコウボ、マルク・ゴンサレスがそうだった」

「今年も、冬のマーケトでのソシエダーの動きが楽しみということで」

「今週はこの辺で」

「ごきげんよう」

「ところで、アトレチコはいいのか?」

「フォワードが足りないのが問題だということで」

「また来週」

「ごきげんよう」



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