Barcelona vs Atletico
06.12.21.jueves
日時:2006年12月21日(木)
対戦:第16節 バルセロナ対アトレチコ
結果:1−1
得点:1−0 40分 ロナウジーニョ
1−1 59分 アグエロ
審判:メディーナ・カンタレッホ(アンダルシア)
退場:−
警告:ベレッティ、モタ、デコ、ロナウジーニョ(バルセロナ)
セイタリディス、リュクサン、マニッチェ、ミスタ、ガレッティ(アトレチコ)

「さてさて」

「なんだ」

「バルセロナはどうにも調子が出ない」

「ふむ」

「日本ではポルト・アレグレに負けてアトレチコと引き分けた」

「アトレチコは強いので仕方がない」

「まず、インテルナシオナル・ポルト・アレグレ戦を振り返るとこうなっていた」

「バルサはいわゆる普通やな」

「それに対してポルト・アレグレは1-4-3-1-2になっている」

「これの狙いはこうやな」

「バルサの右サイドにスペースを空けてザンブロッタを誘い込むわけやな」

「うむ」

「このことについては、サラゴサ戦(別ページ)で、トラップディフェンスについて詳しく書いてあるのでご一読願えればと」

「そして、試合の流れはこうなる」

「まず、ザンブロッタが前に引き込まれる」

「そうすると逆サイドのジオは後ろに引っ張られる」

「一方、左前方では、ロナウジーニョがセアラに完全にマークされている」

「ジオのサポートなしでは、そのマークをはがしずらい」

「おまけにボールが右サイドにいくものだからジーニョは中央に行く」

「そうなると攻撃が中央に偏ってカウンターを喰らいやすくなる」

「悪いことに、誘い込まれたザンブロッタの後ろにおあつらえむきのスペースがある」

「ポルト・アレグレが、散々バルサの右サイドを攻めていたのはそういう理由やな」

「これまでにも繰り返してきたように、バルセロナの右サイドを上げるといつも同じ問題が起きる」

「ポルト・アレグレはそれを積極的に利用したわけやな」

「そして、その反省をもとにしたと思われるアトレチコ戦では、このようになった」

「思わず考え込む配置やな」

「オレゲルが左サイドバックに来て、イニエスタが右の前方に入った」

「おまけに右サイドバックはベレッティか」

「そうなっている」

「どうしてそんなに右サイドを上げたがるやろな?」

「わからん」

「右を押さえて左を上げる方がいい、というのはこれまでの試合から明らかやけどな」

「なんか意地になっとるんと違うか?」

「マドリー戦にチェルシー戦、ポルトアレグレにアトレチコ。自分から負けにいっているようなもんやで」

「アトレチコには負けてないけどな」

「なぜか無失点だったベルダー・ブレーメン戦も含めてろくな試合がない」

「1試合の中での波が激しすぎることが多いのは確かやな」

「どう考えても、こうすべきだと思うが」

「上下さかさまになっていないか?」

「マドリーとのアウェー戦のデータなので勘弁いただければと」

「もう2ヶ月も前の話やな」

「最低、右にオレゲルかテュラム。できたら中盤の左にジオかモタを置くべきやで」

「でもあれだな」

「なんだ」

「バルサが不安定な方が、面白いのは面白いな」

「なんでだ」

「強いチームが弱くなる仕組みがわかるし、弱い状態が改善されていくとしたらそのプロセスも興味深い」

「なんとも悪趣味やな」

「そうか?」

「まあ、来年どうなるかが注目やな」

「では、その点を楽しみにしまして」

「今年はこの辺りで」

「また来年お会いしましょう」

「ごきげんよう」

「よいお年を」



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