Betis vs Sevilla
07.02.10.sabado
日時:2007年2月10日(土)
対戦:第21節 ベティス対セビージャ
結果:0−0
得点:−
審判:メヒア・ダビラ(マドリー)
警告:ロベルト(ベティス)
ダニエル・アルベス、ポウルセン(セビージャ)

「さて」

「今日はセビージャダービーか」

「その通り」

「そのわりには、がバルセロナ対ラシンに見えるのだが」

「さすがにお目が高い」

「この程度で高いも低いもないと思うが」

「最近、バルサとレアルが、スルーしてしまうにはあまりにも面白いわけだ」

「そうやな」

「だから、一般に需要が高いこの2チームを先に紹介して、それからダービーに入ろう、とまぁこのような算段なわけだ」

「さよか」

「ここ2試合のバルセロナは、イニエスタが右のトップに入って、エジミウソンがセンターバック、マルケスがボランチに入っている」

「おまけにこの試合では、右サイドバックがベレッチだった」

「それはこういう意図やな」

「イニエスタが中に入るから、ベレッチを上げてサイドを突こうという話か」

「左様」

「これをやると元の木阿弥のような気がするが」

「この配置を続けたら、相手チームは前に4人並べて中盤を飛ばして攻めてくる。その方法に苦労した04-05シーズンの後半戦が再現されるのは間違いない」

「普通そう思うわな」

「ついでに言うと、バルサはロナウジーニョを100%使わないと強くなくて、そのためには左サイドを上げて彼をフォローさせないといけない」

「その辺りは過去の記事を参考にしていただくとしてだ」

「なんだ」

「バルサは、中盤と前線に縦へのベクトルが足りないのだから、イニエスタを入れるのは根本的に誤りだと思うが」

「エトーが帰ってくればオッケーちゃうか」

「この試合で途中出場を拒否して、チームから外されてるけどな」

「それについては1つ話があってだな」

「なんや」

「エトーは残り4分で出場時間が短いから交代を拒否したと言われてるやろ」

「そうやな」

「実はそうじゃないと思うんや」

「なんでや?」

「この試合では、センターフォワードの位置でサビオラが先発したやろ」

「そうやな」

「それで、68分に彼が交代して、そのポジションにメシが入ったわけだ」

「確かに」

「エトーとしたらこれが面白くなくて、”なんだよ、僕の場所に先に別の奴が入るってなんだよ。そんなことならボクはプレーしないよ”とまあ、このような感じで駄々ッ子になったと思うんやな」

「そんな子供かいな」

「交代を拒否するという行動そのものが子供やから、その内心も子供でかまわんと思うのだが」

「ふむ」

「それはさて置き、エトーが帰ってくれば縦へのベクトルが増すといっても彼1人ではつらいから、縦に行けるジュリは大切やという話や」

「ライカールトは出っ放しのジュリを休ませるためにイニエスタを使っているだけではないかね」

「多分そうやとは思う。あとは中盤から前に出る選手をどうするかという話や」

「ボメリンがいないのは痛いな」

「だれじゃ、それは」

「ファン・ボメルのことや」

「初めて聞くあだなやな」

「去年は彼が右の中盤から前に出ていて、地味にバルセロナに足りないベクトルを加えていた」

「意外と得点は少なかったけどな」

「彼を放出しながら、そのタイプの選手を補強しなかったのはいかがなもんかと」

「そこで、ジオを中盤で試して欲しいわけだな」

「結局、話がそこに戻るわけか」

「うむ」

「とりあえず、バルサはここまでにして、次はレアルについてだが」

こんな配置やったな」

「サビオが左、アランブルがトップ下やな」

「なんにしても、レアル・ソシエダーはディフェンスが無茶苦茶やで」

「出るか待つかの判断がばらばらやし、ディフェンスラインもでこぼこで組織が無いな」

「フォワードがどうこう以前に、守備大好き監督ロティーナでこれでは、ちょっとお先が真っ暗なのだが」

開幕直後にも真っ暗だと言ってなかったか?」

「そこから変わらず暗中模索の暗夜行路というわけだ」

「ちなみに、レアル・マドリーでは、ベッカム、エメルソンが先発していた」

「今のチームならベッカムが右にいた方がいい」

「そして、後半の交代の後はこうなった」

「ラウール、グティ、エメルソンがそれぞれ、イグアイン、レジェス、ディアラに代わった」

「この日のエメルソンは、中盤で敵を引き付けて周囲をフリーにするいい働きをしていた」

「微妙なパスミスもあったけどな」

「ディアラに代わる前と後を比べると、マドリーがまったく攻められなくなっていることを見ても、エメルソンの働きは大きかったと思うぞ」

「一方のソシエダーはコバチェビッチ、アランブルが、スコウボ、エレーラに代わっている」

「これはなあ」

「なんだ」

「アランブルをボランチに下げてディエゴ・リバスをベンチに下げてくれないものかと」

「それも一手ではあるな」

「負けるなら何点差で負けて良い試合なんだから、1点差で負けている段階ではそれしかないと思うんだが」

「アランブルの体力は切れてたからな」

「かといって、リバスのパスはボールをなくすためにあるようなもんやで」

「一長一短というやつや」

「状況的に攻めるしかなかったと思うけどな」

「なにはともあれ、ここから本題のセビージャダービーに入るわけだ」

「長い前振りやな」

「先発はこうなっていた」

「セビージャはともかく、ベティスはずいぶんと左に偏っている」

「それにはわけがあって、セビージャが右サイドでボールを持った時に、ベティスはこのように守っていた」

「これまた極端やな」

「セビージャの左サイドに対しては普通に守っていたから、明らかに意図的なディフェンスだった」

「これは、セビージャがサイドチェンジをしないことを逆手にとっているわけやな」

「詳しくはこちらを見ていただければと」

「しかし、これを見るにだな」

「なんだ」

「ルイス・フェルンナンデスは、セビージャの右サイドは怖いが、左サイドはそれほどでもない、という判断をしていたみたいやな」

「そうみたいやな」

「しかし、こんな対処法があるとは知らなかったし、思いつきもしなかった」

「ルイス・フェルナンデスは凄いと思うで」

68分の交代の後は、1-4-1-4-1に変更してるしな」

「これが凄いわな」

「確かに」

「セビージャを受けるにはこの形が最初に思いつくけど、これだと一方的に受けてしまう。前半はより高い位置でボールを奪うことのできる1-4-2-2-2的な配置を採用して、走れなくなる後半に体力的に楽な1-4-1-4-1を使う」

「言われて納得というやつやな」

「この試合は、セビージャのようなパターン化された攻撃はベティスのように準備された守備で返り討ちに合う、という好例ではなかったかと」

「以上、3試合の雑感ということで」

「今週はこの辺で」

「また来週」

「ご機嫌よう」



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