Real Madrid vs Real Sociedad
06.09.17.domingo
日時:2006年9月17日(日)
対戦:レアル・マドリード対レアル・ソシエダード
結果:2−0
得点:1−0 69分 レジェス
2−0 92分 ベッカム
審判:ムニス・フェルナンデス(アストゥリアス)
退場:アランブル(72分、ソシエダー、レッド)
警告:ベッカム(マドリー)
ヘラルド、ディエゴ・リバス、ディアス・デ・セリオ、フアニート(ソシエダー)

「さて、今日はレアル・マドリー対レアル・ソシエダーをお届けするわけだが」

「エル・レアル対ラ・レアルというやつやな」

「マドリーは、先週リヨンにこてんこてんにやられて、その戦いぶりが注目されていた」

「ここで引き分け以下だとカペッロの首も危うくなる」

「そんな注目の試合の先発はこうなっていた」

「予想通りではあるが、グティが先発したのが目新しい」

「ラウールが左に来ているのも目新しい」

「いや、それはリヨン戦でも左気味だったからそうでもない」

「そうか」

「そうだ」

「で、開始10分で観衆は最初のブーイングを始めた」

「早かったな」

「あれだけボールが回らないとどうしようもない」

「基本的に、ソシエダーはアランブルがディアラーをマークして、ディエゴ・リバスがエメルソンを見ていた」

でいうとこんな感じか」

「そうやな。マドリーのセンターバックとボランチの4人を、ディアス・デ・セリオ、アランブル、ディエゴ・リバスが押さえる形になっていた」

「その結果、中盤より後ろからボールが前に出なくなるわけやな」

「3人で4人を押さえ込まれたらそれは苦しい」

「センターバックの片方がバルサのマルケスのようにボールをさばけたらいいけがそうもいかない」

「前半は非常なイライラを抱えて終わり、ハーフタイムは盛大なブーイングに包まれた」

「うむ」

「しかし、後半に入るとマドリーが一気に攻め始める」

「60分の交代が効いていた」

「マドリーのシステムは、これからこれに変わる」

「ロビーニョが左前、グティが右のボランチに入っている」

「グティがボールをさばいて、ロビーニョとレジェスがドリブルで崩すと」

「今のマドリーは個人技に頼った方が強いからロビーニョは貴重やな」

「これである程度上手くいったのはいいけど、今後もこれでいくかとなると難しい」

「この配置にすると、サイドバックの前が異様に薄くなる」

「マドリーは、1点取った後、相手の退場で数的優位に立ちながらサイドをえぐられていた」

「ガルシア・レモン時代の再現やな」

「こうなると、前線の弱いチームなら問題ないが、相手のレベルが上がるほど苦しくなる」

「それに、グティは失ってはいけないボールを何度も失っていた」

「カペッロがあれに目をつむれるとは思えない」

「しかし、なんだな」

「なんだ」

「思うのだがな」

「なんだ」

「監督が変わるたびに、”グティを外す、ボールがつながらない、グティを入れる、守備がおかしくなる、やっぱりグティを外す”というサイクルを繰り返しているような気がするのは気のせいかね」

「今後カペッロがその路線に従ったらその通りかもしれな」

「金をかけてもなかなかよくならんもんやな」

「個人的にはなにも言わずにパスを出せるセンターバックを取って欲しいところやけどな」

「具体的には誰や」

「マルケスが取れない以上、チブーしかないと思うが」

「キブーか」

「そうともいう」

「カペッロなら連れてこれるかもしれんな」

「うむ」

「それで、相手のレアル・ソシエダーについてだが」

「守備ではある程度結果を残したけど、ボールがまったくつながらんな」

「先発はこうやな」

「中盤ではだれもパスをつなげないし、シャビ・プリエトはパスを出す場所もなくてドリブルで潰される。右サイドバックのレカルテはドリブルもパスもクロスもでたらめで非常に苦しい」

「去年のソシエダーとは逆やな」

「去年はボールを持ったらとにかく丁寧つないで、それをなくしたらさようなら、といったチームだったのにな」

「その反省から守備を強化したんちゃうか」

「それにしてもつなげなさ過ぎや」

「前線は去年とそうかわっていないのに不思議な話や」

「練習の大切さ、ということね」

「しかし、今年のソシエダーはなにを武器にして勝とうと思っているか、よくわからない」

「どういうことや」

「守備は普通で、前線の破壊力は皆無に近い。これでどうやって勝つつもりかわからんのよ」

「まあ確かにこの前線は弱い」

「それは他のチームと比べるとはっきりする」

「そうかね」

「例えば今週のアトレチコはこんな先発だった」

「アトレチコと比べたらいかんやろ」

「選手を単純に比べても勝てるところがない」

「当たり前や。予算が違いすぎる」

「じゃあ、エスパニョールでどうだ」

「それならええやろ」

「エスパニョールはデ・ラ・ペーニャをベンチに置いてもこうなっている」

「ふむ」

「タムードとルイス・ガルシアを合わせただけのゴールをソシエダーで取れるか、という話や」

「うむ」

「さらには、レバンテと比べると面白い」

「レバンテか」

「戦い方としては、ロペス・カロらしく守った後、前線のカポー、リガ、エティエンの突破から点をとることになっている」

「レバンテはむしろフリーキックがいいと思うけどな」

「確かに」

「右足はゼ・マリア、左足はロベルトで、特にゼ・マリアは名人芸のようなボールを蹴る」

「セットプレーを突き詰めていけば得点になる可能性は高い」

「しかし、ゼ・マリアも懐かしい」

「昔、中田と一緒にペルージャにいた選手やな」

「うむ」

「こう見ると、レバンテでもソシエダーより点を取る可能性を秘めている気がする」

「レバンテの予算はどれくらいや?」

「ソシエダーのほぼ半分やな」

「それはきついな」

「それで、ソシエダーと同じレベルのチームはどこか、と思って探してみると、エルゲラが移籍するという噂のラシンがそれに近い」

「現在最下位か」

「ソシエダーは下から2番目なわけだが、守備にしても攻撃にしても、他のチームと比較してそれを凌ぐ点が見当たらない。これで、今後どうやって戦うのかと思うと暗い気分になる」

「なんでお前が暗くなるんだ?」

「いがいとソシエダーのファンやねん」

「マニアやな」

「そうでもないぞ。ソシエダーは男前が多いで密かに人気やで」

「一部で人気なだけやろ」

「まあそうかね」

「そういうのをマニアというんや」

「そうか。それは知らなんだ」

「まあ、普通に考えるとコバチェビッチに点を取ってもらうしかないと思うが」

「そうやな。ここ3年ほどあまり点を取ってないけど、それしかないやろな」

「それかスコウボやな」

「彼はどうも監督とうまがあってない感じや」

「そうか。キーパーの状態をイメージして、どこに打てば届かないかが見える貴重な選手だと思うが」

「それはそうやねんけどな。それで、ソシエダーの今後を考えると、こういう配置しかないように思うがどうかね」

「コバチェがトップでアランブルが左か」

「アランブルがサイドでキープして、それをフォロー。サイドを縦に抜けてコバチェ、ガリ、ノボが仕留めるような形しかないと思うが」

「これをやるなら左サイドバックはロサトでもいいかもしれんな」

「守備に目をつむればそうかもしれん」

「うむ」

「とにかく、苦しいソシエダーが今後どのように勝ちを拾っていくかも注目ということで」

「今週はこの辺で」

「また来週」

「ごきげんよう」



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