Valencia vs Atletico
07.02.04.domingo
日時:2007年2月4日(日)
対戦:第20節 バレンシア対アトレチコ・マドリー
結果:3−1
得点:1−0 14分 アジャラ
2−0 53分 モリエンテス
2−1 56分 ミスタ
3−1 67分 モリエンテス
審判:ペレス・ブルル(カンタブリア)
警告:ビジャ(バレンシア)
セイタリディス、アントニオ・ロペス、コスティーニャ、マニチェ、ミスタ(アトレチコ)

「先週のリーガはすごかった」

「確かに」

「上位陣が総崩れだった」

「バルサはアウェイで引き分け、セビージャはホームで引き分け、マドリーはホームで負けた」

「それぞれ問題を抱えているだけに、致し方ないといえば致し方ない」

「その中で、チャンピオンズリーグ圏内をかけた争いにバレンシアが勝利した」

「うむ」

「この結果、バレンシアは3位に浮上し、アトレチコは5位になった」

「先発は、こんな形だった」

「アトレチコは、右にフラド、左にミスタを置いている」

「新しいな」

「確かに」

「これまでは右にガレッティ、左にフラドが定番だった」

「サイドの選択には苦慮しているらしい」

「左サイドは、ペトロフ、トーレス、ミスタ、ビクトル・ブラボ、アントニオ・ロペス、フラドの順で変化している」

「縦に急ぎすぎるペトロフが変わって良くなったけど、決定的な人材がいない」

「冬に補強するならこのポジションだったような気がするが」

「色々と事情があるのじゃろう」

「この試合では、どちらかと言えば、ミスタが前に出た1-4-3-3気味の布陣だった」

「そう見えなくもないな」

「どうにか得点を増やそうという意図だったように見える」

「そうやな」

「うまく機能しなかったけどな」

「1試合ではわからんやろ」

「確かに」

「アトレチコで言えば、センターバックがゼ・カストロとパブロの組み合わせで落ち着いてきた」

「パブロ、ペレアで始まって、ペレア、ゼ・カストロを経て今の組み合わせやな」

「しかし、パブロとペレアのどちらかを追い出すというのは凄いことやで」

「ゼ・カストロの最終ラインから組み立てる能力がいかに大切か、ということやな」

「一方のバレンシアだが」

「ボランチで使っていたアルビオルをセンターバックに置くようになったくらいで、後は通常のメンバーやな」

「キケ・サンチェス・フローレスのチームは相変わらずマニア的に守備が堅い」

「確かにな」

「しかしだな」

「なんだ」

「この試合では、攻撃で面白い場面があったんや」

「ふむ」

「バレンシアの3点目なんやけどな」

「こんなか」

「キャプチャ画像か」

「今回から使うようになってん」

「いきなりやな」

「実際に試合で起こったことは、実際の絵の方がわかりやすいし、説得力もあると思ってな」

「しかしあれだ」

「なんだ」

「権利関係は大丈夫なのか」

「それなんやな」

「やろ」

「引用の範囲やと思うねんけど、色々調べてもよくわからんのやな」

「そうか」

「ご覧の方で、インターネットでテレビの静止画を使う件について、また、テレビがウェブページを報道に利用する件に関する権利事項についてご存知の方がいらっしゃれば、こちらから是非教えていただきたいかと」

「よろしくお願いします」

「ちなみに、この絵は la Sexta(ラ・セクスタ)が2007年2月4日22時(スペイン時間)から放送した番組が元になっています」

「うむ」

「それで、この画像だが」

「これは、カウンターからアルベルダがボールを運んで、左サイドにパスを出した場面やな」

「その後、左を縦にドリブル」

センタリングを上げる

「この時、中央ではフォワードがディフェンスの裏から中央に出てくる」

「ほぼ真ん中、キーパーエリアの手前からシュート

図4:ネットを揺らす

「とまあ、このような経過をたどった」

「うむ」

「このシーンには、点を取るために様々なメカニズムが働いていると思うんや」

「そうかね」

「まず、この図の2と3の矢印が交差するタイミングが大切で、ボールがゴール前に達する時間と、フォワードがそれに反応してその地点に到達する時間、この2つが完全に合わないと得点にはつながらない」

「まあそうやな」

「さらに言えば、フォワードは100%の力で走るのではなく、80%程度の速さでゴール前に飛び込みたい」

「その方がミスは少なくなるわな」

「ここではその条件が2つとも満たされていた」

「そうかね」

「さらにこの図を見ていくと、色々と点を取りやすい条件がそろっている」

「続けてくれ」

「まず、サイドのからのクロスに対して守る方は1のように、片足を上げてブロックしようとすることが多い」

「そうやな」

「よって、2のようなグラウンダーのボールは入りやすい」

「ふむ」

「そして、この距離だと、ボールとフォワードのベクトル、つまり2と3がちょうどキーパーエリアの前で合う」

「それは、クロスのスピードとフォワードのスピードに依るやろ」

「まあそうやけど、このシーンではクロスもフォワードもいわゆる標準的なスピードで、スーパーなプレーをしなくてもきちんと合うところがミソなんや」

「まあ、スピードについては動画(El Mundo)を見ていただくことにしてやな」

「さらには、フォワードが8割のスピードでいいのは、4のようにマークについているディフェンダーがボールを見ざるを得ないから、フォワードの前ダッシュへの対応が必ず遅れる」

「普通そうやな」

「体を前に入れてしまえば、相手は押し倒すわけにもいかないからスピードを落とすことができる」

「いわゆるスクリーン減速の原理やな」

「さらには、このクロスに対してキーパーはニアから中央にポジションを変えようとする」

「それがどうした」

「これに対して、フォワードはファーから中央に入って来ているので、普通にシュートを打てばキーパーの逆を突くことができる」

「それもそうやな」

「こう見ると、この形は、得点を取るための風水的条件が見事にそろっていると言える」

「確かにいい形やけど、普通はあんまりないやろ」

「そうやな」

「一般的に、その位置にボールがある時には、こんな形になる」

「そうなんやけど、これこれのように、ないわけじゃない」

「そりゃあることはあるやろ」

「だから何を言いたいかというと、チームとしてこの形を逆算して作り出せれば面白いのではないか、ということや」

「逆算からか」

「チームとしてこの形のイメージを共有してそれを意図的に作り出せれば面白いやろ」

「そら面白いけどな」

「要するに、欲望としては、この形になりたいわけだ」

「そうやな」

「これを共有しておけば、崩しから動き出しを合わせることもできるし、サイドからのカウンターの時に勝負をかけるタイミングを合わせることも可能なわけだ」

「そんなに上手くいくかいな」

「例えば、中央からサイドにボールを回したり、カウンターからこのような形はできる」

「まあ、その時にサイドの選手に相手が飛び込んでこれないだけのドリブル技術がないとあかんけどな」

「それはそうなんやな」

「難しいのとちゃうかね」

「難しいやろうけど、例えばサイドからクロスを入れる練習の時に高いクロスとこれを組み合わせたり、シュートとこのクロスを組み合わたりとかで徐々にイメージを共有していくようにしていけば行けると思うで」

「そうかね」

「チームとしてタイミングを合わせるために幾つかの絵を共有するとしたら、これは1つ有効やと思うんやけどな」

「どうやろ」

「まあやってみんことにはわからんけど」

「皆様の意見をお聞きしたいというところで」

「今週はこのへんで」

「また来週」

「ご機嫌よう」



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