Villarreal vs Real Madrid
07.09.02.domingo
日時:2007年9月2日(日)
対戦:第2節 ビジャレアル対レアル・マドリー
結果:0−5
得点:38分 0−1 ラウール
48分 0−2 スナイデル
50分 0−3 ファン・ニステルローイ
73分 0−4 スナイデル
80分 0−5 グティ
審判:メディーナ・カンタレッホ(アンダルシア)
警告:ロッシ、ハビ・ベンタ(ビジャレアル)
−(マドリー)

「さて」

「なんだ」

「マドリーは凄い勝ち方をした」

「敵地で5点差とは凄いな」

「おまけに相手のビジャレアルは昨シーズンの終盤8戦負けなし。プレシーズンマッチでも無敗、開幕ではバレンシアに勝っていた」

「それに勝つとはえらい話や」

「先発はこうだった」

「ビジャレアルは、第1戦を反省したのかピレスを左、カソルラを右に置いた」

「この前は逆やったな」

「マドリーの方は前節よりもグティをディアラに近づけて、ドレンテの上がりを抑えた」

「ちょっと守備に重きを置いた変更やな」

「それでも守備はまずかったけどな」

こんな形から右サイドを崩され、センタリングを入れられる場面が多かった」

「一度引いたグティとスナイデルが前のボールにプレッシャーをかけた後、戻らない裏を突かれるわけやな」

「ドレンテの前、ディアラの左にあるスペースに、ロッシ、カソルラ、ハビ・ベンタに入られると簡単にセンタリングを許していた」

「まあそれがマドリーの罠と言えば罠やねんけどな」

「罠というか、成り行きでそうなるというか」

「言うなれば、相手の右サイドを呼び込んだ後、その裏のスペースを使ってカウンターを始め、そこから縦、もしくは逆サイドを突く」

「例えば、ハビ・ベンタのセンタリングをカシージャスがキャッチしてスナイデルに素早く展開、前に出るファン・ニステルローイやサイドから上がるセルヒオ・ラモスにに送る、とかいうパターンやな」

「マドリーの1点目は正にその形から生まれた」

38分やな」

「実線がボールの動き、点線が人の動きで、見ていただければわかるように左の奥から始まってスナイデルを経由した後、ゴールで終っている」

「ここでは、深い場所まで帰ってボールを回収しているグティに注目やな」

「うむ」

「図を見ると、見事なカウンターではある」

「そうではあるがこれはビジャレアルのミスやな」

「スナイデルはほとんどハーフラインからパスを出して、ラウールはPKスポットの少し手前からシュートしている」

「普通ならキーパーが前に出て簡単にカットできるボールやしな」

「それに、ボールを持ったスナイデルに対してカソルラが縦を切った時点で、中央への切り返しからラインの裏へのパスは見え見えやろ」

「スナイデルは、中央に切り返した後の逆サイドへの展開と縦へのパスがお家芸やからな」

「いったいキーパーのビエラは何をしていたのかというのが非常に気になる」

「足でも滑らせてたんちゃうか」

「ほんまかいな」

「想像やけどな」

「ちなみに、マドリーの3点目も左から右へのカウンターで決まった」

「こんどは細かくつないで逆サイドにもっていっているわけか」

「そして最後は横へのスルーパスというか、セルヒオ・ラモスの見事なアシストがファン・ニステルローイに通った」

「2試合で2アシストやな」

「プレシーズンでボロボロだったマドリーは、これで開幕2連勝」

「スナイデルの加入でいきなりよくなった感じではある」

「しかしだ」

「なんだ」

「マドリーの得点は、上で見たように1点目と3点目がカウンター、2点目はセットプレー、4点目と5点目は試合が壊れたおまけで入ったようなものだった」

第1節(別ページ)でも見えたように、カウンターとセットプレーで点が取れるのが今のマドリーというか、ここ数年のマドリーのいいところやで」

「それはそうやけど、前の試合のアトレチコやこの試合のビジャレアルのように、いつもいつも相手が攻めてきてカウンター用のスペースをくれるとは限らへんで」

「それはそうやな」

「ビジャレアルは、スペースを空けることを恐れずに攻めるチームである、というのはこのような図を見ればよくわかる」

「これは、ビジャレアルがマドリーの弱い左サイドを攻めた後の図やな」

「ビジャレアルの守備を見てみると、中盤が大きく空き、ディフェンスラインはこの時点で3対3になっている」

「男前やな」

「これならマドリーのカウンターも決まるはずで、ガチガチに守るチームが相手の時にどうか、という疑問は残る」

「それでいうとだな」

「なんだ」

「マドリーは左サイドをやらせるというか、やられすぎるわけだから、右サイドの強い相手とやるとずたずたにされる危険もあるわけだ」

「そうやな」

「そうなるとへスース・ナバスとアウベスがいるセビージャ辺りとやってどうかという問題もある」

「アウベスは移籍でゴネてファンから村八分にされてる状態やけどな」

「まあ難しい試合になるのは間違いない」

「その時はハインツェを左で使うのではないかね?」

「そのハイツェで言えば、マルセロは結構きつい立場やな」

「それは言うたらあかん」

「ポスト・ロベルト・カルロスを期待されて来たのに右サイドバックだったミゲル・トーレスにポジションを奪われ、ドレンテが買われたらドレンテが先発、そして今度はハインツェの獲得」

「お前はいらんと言われているようなもんやな」

「さっさと出た方がええで」

「その方がええかもわからんな」

「そうやと思うで」

「それはそれとして、マドリーは、これからアルメリア、バジャドリー、ベティスと対戦する」

「最初に2チームはまだ試合を見ていないからわからんがベティスはスペースを消してガチガチに来るのは間違いない」

「その辺りが注目というところで」

「また来週」

「ご機嫌よう」



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