Real Madrid vs Almeria
07.09.15.sabado
日時:2007年9月15日(土)
対戦:第3節 レアル・マドリード対アルメリア
結果:3−1
得点:36分 1−0 サビオラ
68分 2−0 スナイデル
72分 2−1 ウチェ
88分 3−1 イグアイン
審判:アルバレス・イスキエルド(カタルーニャ)
退場:クルサト(62分、アルメリア、レッド)
警告:グティ、セルヒオ・ラモス、ガゴ(レアル・マドリー)
ソリアーノ(アルメリア)

「レアル・マドリーはこれで3連勝」

「リーガのトップを独走中やな」

「おまけに得失点差も+8と素晴らしい」

「平均すると、常に3点近く差をつけて勝っている」

「この数字を見れば立派としか言いようがないわけだが」

「果たしてこのまま行けるのかどうか、というのが問題なわけやな」

「今回はその辺りを見ていこうかと」

「うむ」

「先発はこうだった」

「アルメリアは1-4-1-4-1やな」

「その狙いはこうで、グティとスナイデルを潰すことに重点を置いている」

「その上でマドリーがいつも残すスペースをサイドの2人とトップのウチェで突いていこう、という話やな」

「ちなみにこのウチェは去年レクレにいたウチェとは別人やな」

「元レクレのウチェはヘタッフェやしな」

「あっちのウチェもいい選手やけど、こっちのウチェも強くてボールキープができてサイドでも仕事ができるいい選手やで」

「ウチェウチェ繰り返すとなんか変な気分やな」

「なんにしても、アルメリアのやり方はマドリーを止めるための解の一つやな」

「マドリーは基本こうやからな」

「守備の甘い左サイドをやられる変わりに、その裏をグティ、スナイデルで突いてカウンターから点を取る」

「また通常の組み立てでも、下がるグティとスナイデルがボールをさばく」

「それならその2人を押さえてしまえばいい」

「押さえるにあたって、グティに対しては中盤の中央を厚くして、スナイデルに対してはサイドバックのブルーノをマンツーマン気味につけた」

「ブルーノは、スナイデルが下がるとセンターラインまで張り付いて行ってたしな」

「うむ」

「そして、このアルメリアに対するラウールの対応が興味深い」

「またこの図やな」

「前半の途中まで左サイドの裏へ裏へと動いていた」

「これは、ブルーノを少しでも後ろに引っ張るためやな」

「スナイデルがマークされていては組み立てに支障が出る。彼をフリーにするためには自分が左へ動けばいい。というところがラウールらしいかと」

「当たり前の動きのようで、フォワードは命令されないと自分の得意なゾーンから動きたがらないことが多い」

「ただ、ラウールの動きは良くてもそこにパスが出ないため、あまり大きな意味はなく押され続けていた」

「まあ、押されていても36分の得点のようにカウンターで点を取るのが今期のマドリーだから、それは別にいいんとちゃうかね」

「それはそうなんだが、どうやらそれはシュスターの狙いではないらしく、後半開始からドレンテとイグアインを入れた」

こうか」

「ロビーニョとハインツェがいなくなっている」

「これはどういうことかね?」

「サイドバックにドレンテを入れたのは、後ろからの組み立てを強化するためと、前線へのフォローを強めるためやと思う」

「ハインツェは怪我やけどな」

「そうかね」

「なんにしても、この交代の後も相手ペースが続いていたわけだが」

「62分にアルメリアのクルサトが退場してしまう」

「センターバックが最終ラインでパスミス。サビオラがキーパーと1対1になるのを防ぐためだった」

「これで相手は10人。おまけにホームのベルナベウでリードも奪っている」

「普通に考えるとマドリーの一方的な展開になっていいはずなんやけどな」

「そうはならんのが世の不思議というか、1人少ないはずのアルメリアの方がますます良くなっていった」

「恐ろしい話やな」

「それはデータにもあらわれている」

「赤いな」

「赤がアルメリア、紫がレアル・マドリーをあらわしていて、ゴール、シュート、枠内シュート、エリア内でのプレー、コーナーキック、イエローカードの数が縦軸になっている」

「マドリーが勝っているのはゴールとイエローカードの数だけやな」

「ロスタイムも含めて30分以上、1人多い状態で戦っていながら、シュート数で10本も負けるというのは異常なデータとしか言いようがない」

「逆に言えば少ないシュートで確実に点を取るマドリーという話にもなるわけや」

「カウンターとセットプレーから点を取っていれば自然とそうなるけどな」

「この日も1点目がカウンター、2点目がフリーキック、3点目がカウンターとマドリーらしかった」

「そういえば、3点目はこういう流れで入った」

「キーパーのクリアをガゴがヘディングでラインの裏へ、前に抜けたイグアインがループシュート」

「これはキーパーのミスなわけやな」

「クリアが短すぎるわな」

「それはある意味しゃあないねん」

「なんでや」

「あの時、バックパスが変な跳ね方をしていて、キックミスを予感したコベーニョは安全を考えてインサイドで蹴ったわけだ」

「そうかね」

「それはそれで正しいのだけど、中央に蹴るとこうなる可能性があるから、サイドに蹴らないといけない」

「困った時はなんでもサイドに蹴ればとりあえず行けるからな」

「この形での失点というのはわりとよくあるので馬鹿にならない」

「キーパーのクリアが短くて相手に渡ると、ディフェンスラインは押し上げている最中なだけに裏はがら空きになるしな」

「得点に関してはこちらから動画がご覧になれます」

「便利な世の中になったもんやな」

「最後にマドリーは、なぜこのようにアルメリアやられたかという話になるわけだが」

「それはいつもの通りでこうやな」

「中盤がパッカリ開く病やな」

「これは、第1節(別ページ)第2節(別ページ)とまったくかわっていない」

「しかし、これは本当にカルロス・ケイロス時代を思い出すな」

「確かに」

「あの時も同じ問題を抱えながら、開幕からはフィーゴやジダンを使ったカウンターとベッカムのフリーキックで勝ち続けた」

「シーズン後半は、問題が一気に噴出してチームが空中分解してしまったけどな」

「今シーズンはどうかね」

「まあこのままでは相手が強くなるほどにボロボロになるのは間違いない」

「シュスターも後半開始から交代を行ったことからして、現状のバランスを気に入っているわけではないんやろうな」

「記者会見では、”今のチームはいい”と言い続けてるけどな」

「そりゃそういうもんやろ」

「1-0で勝っているのに後半開始からロビーニョを代えるというのは、”このままではあかん”という意思の表れやとは思うけどな」

「まあ昔より段違いに後ろが固いというのはあるねんけどな」

「果たしてどうなっていくのか」

「まだまだ先は不透明というところで」

「また次回」

「ごきげんよう」



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