Sevilla vs Real Madrid
07.11.03.domingo
日時:2007年11月3日(土)
対戦:スペインリーグ第11節 セビージャ対レアル・マドリード
結果:2−0
得点:19分 1−0 ケイタ
21分 2−0 ルイス・ファビアーノ
審判:アルバレス・イスキエルド(カタルーニャ)
退場:セルヒオ・ラモス(51分、マドリー、イエロー2枚)
警告:アウベス、ケイタ、ドラゴ、カペル(セビージャ)
ロビーニョ、カシージャス、ラウール、ディアラ、グティ(マドリー)

「さて」

「なんだ」

「今週の注目といえばセビージャ対レアル・マドリーやった」

「そうやな」

「結果としては2-0でセビージャの完勝」

「うむ」

「先発はこうやな」

「しかしマドリーは変な形やな」

「グティが中央に寄って左側に選手が多くなっている」

「これはあれか」

「あれとはなんだ」

「去年、ルイス・フェルンナンデスがベティスでやった左寄りディフェンスと同じ意図か」

「また古いな」

「セビージャはナバス、アウベスを使った攻めが主だから、そこを潰そうということやな」

「この試合ではこうか」

「赤い場所が空きやすくなるかわりに、青い場所を潰そうという算段なわけだ」

「セビージャ対策としては妥当な形やな」

「そうやな」

「ところがだ」

「どうした」

「この配置では、その押さえるべきサイドに、マルセロ、ガゴ、ロビーニョと並んでしまう」

「言うたら全員守備は下手やな」

「下手な選手を3人並べて相手を防げるかどうかというのが問題なわけだ」

「だから人数を増やすんやろ」

「しかし、それがあまり意味がなかったというのがこの図や」

「セビージャの先制点か」

「そう」

「最初にマルセロがサイドでパスミス」

「相手に当たったボールが右に流れたルイス・ファビアーノに渡る」

「ファビアーノは縦にドリブル」

「そこにガゴが詰める」

「詰めてはみたものの、フェイント一発で縦に抜かれる」

「その後、ワンツーから縦に抜けてセンタリング」

「ディフェンスの頭に当たったボールをケイタが見事なミドルシュートでゴール左上隅に決める」

「という過程だったわけだが」

「これはいかんな」

「確かに」

「まず、ガゴはルイス・ファビアーノがボールを受けた時、すぐ横のディフェンスしやすポジションに居た」

「それは左サイドに人を集めた効果やな」

「ところがシンプルなストップ・アンド・ゴー一撃で抜き去られては、近くにいる意味がない」

「ガゴがドリブルに弱いのは昔からやしな」

「次にまずいのが赤い線のスペースで、ケイタがシュートモーションに入った時、この範囲内にレアル・マドリーの選手は一人もいなかった」

「これが有名な中盤がぱっくり空く病やな」

「シュスターも頭が痛いやろな」

「なにをやっても病気が直らへんのやからそれは痛いやろ」

「だから試合の後に審判へ責任をなすりつけるしか方法がないわけや」

「”審判はカタルーニャ人だった。それがすべてを物語っている”というやつか」

「セルヒオ・ラモスが退場になったのもあるしな」

「しかし、それもおかしいねんけどな」

「まあな」

「前半にディアラがナバスを倒したプレーは明らかなPKだったけど審判は見逃してたしな」

「そうやな」

「ところでや」

「なんや」

「先週のセビージャが溶けるの溶けないのという話はどう思うかね」

「アトレチコ戦よりは昔のセビージャに近いけど、10人になった相手をまったく攻められない辺りに違和感を感じるけどな」

「もう少し観察が必要かね」

「あと2週間あればわかると思うが」

「そうか」

「うむ」

「そして、もう一つの注目試合といえばアトレチコ対ビジャレルがあった」

こうか」

「結果は3-4でアトレチコの負け、ビジャレアルの勝ちやな」

「アトレチコは毎度のことながら、ペレア、パブロの形に組むと赤く囲まれたゾーンからボールが出てこない」

「それについて一つ興味深い試合を見たんやけどな」

「なんや」

「ユベントス対インテルなんや」

「イタリアかいな」

「まあそういうな」

「先発はこうか」

「ここで注目はインテルの方でこうなる」

「天地逆か」

「気にするな」

「うむ」

「インテルのセンターバックのパス能力というのもひどいもんで、ここからゲームを組み立てるということはできない」

「特にサムエルやな」

「それなのにアトレチコのように攻撃が滞る場面が少ない」

「それが青い矢印か」

「ここでは、サイドバックの能力が鍵で、マイコンはいくら人に囲まれてもボールを取られないどころかいつの間にか突破してしまうし、キブーはもともとパスが上手いからなにも問題はない」

「キブーはスペインに来て欲しかったけどな」

「おまけにフィーゴとセサルのキープ力も抜群で、前線のクルスとイブラヒモビッチはロングボールを受けると実にいい働きをする」

「そうやな」

「となると、赤で囲まれた選手というのは困ったらサイドに流すか、縦に大きく蹴ればいいだけなので実に楽になり、前線に長いボールを受けるフォワードがいないアトレチコとはえらい違いが出てくる」

こういう話やな」

「かといってアトレチコがこうすればいいということではなく、問題の解決法の一つとして興味深いんちゃうかというだけの話やねんけどな」

「やろうにもフォワードがおらんがな」

「だからゼ・カストロ君を使ってくれと」

「またそこに話が戻ったところで」

「今回はこの辺で」

「また次回」

「ごきげんよう」



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