Villarreal vs Sevilla
07.11.11.domingo
日時:2007年11月11日(日曜)
対戦:スペインリーグ第12節 ビジャレアル対セビージャ
結果:3−2
得点:30分 1−0 ギジェ・フランコ
34分 1−1 カヌーテ
49分 1−2 ルイス・ファビアーノ
67分 2−2 ギジェ・フランコ
85分 3−2 マティ・フェルナンデス
審判:ベラスコ・カルバージョ(マドリー)
退場:ダニ・アウベス(44分、セビージャ、イエロー2枚)
警告:アンヘル、ギジェ・フランコ(ビジャレアル)
モスケラ、マルティ、ルイス・ファビアーノ、パロップ、カヌーテ(セビージャ)

「さて」

「なんじゃ」

「先週末のビジャレアル対セビージャは非常に熱い試合になった」

「スコアも3-2で熱いな」

「44分にアウベスが退場したあたりも熱いし、ゴールを決めた後のギジェ・フランコの表情(エル・ムンド紙)も熱かった」

「うむ」

「そんな試合の先発はこうだった」

「ビジャレアルは怪我のロッシに代わってニハットやな」

「セビージャは左サイドバックにカサドが入っているのが珍しい」

「珍しいというかデビュー戦やな」

「点数的には、30分にギジェが決めてビジャレアルが先制。34分にカヌーテが決めて同点。そして、44分にアウベスが2枚目のイエローで退場してしまう」

「ハンドやったな」

「サイドラインに近い位置で相手の浮かせた球を手で弾いてしまった」

「正に余計なイエローとしか言いようがない」

「まあそうやな」

「後半に入ると、49分に1人少ないセビージャが決めて2-2。67分にビジャレアルが追いついて2-2」

「見ごたえのある叩き合いやな」

「叩き合いといってもセビージャはひたすら守りを固めていたわけやけどな」

「それは1人少ないからしゃあないで」

「まあビジャレアルとしてはホームで1人少ないチームに対してはぜひ勝っておきたい」

「上位争いの直接のライバルでもあるしな」

「そこで、結果的に3-2で勝利したビジャレアルが、引いたセビージャをいかにして崩したか、というのが気になる」

「気になるのか」

「なるやろ」

「ならんこともないな」

「この試合のすべての交代が終わった図はこうなる」

「ビジャレアルで入ったのはマブダとマティ・フェルナンデスとトマソンやな」

「この中で、マブダはホシコの怪我で入ったので、戦術的交代から除外していい」

「マティとトマソンを入れた狙いはこういう話か」

「おそらく」

「1-4-4-1というのはオレンジの場所が空くから、そこから崩したい」

「ところがマブダではいいパスがでないし、セナでも苦しい」

「そこで、左サイドからマティを中に入れてフォワードを狙いつつラインの裏も狙う」

「そして、トップにトマソンが入ったのは、その場所でボールを受けるにはニハットよりもいいからかね」

「それと、この形ではサイドからのセンタリングも入りやすいからそれを中央で叩くためでもあるな」

「ここでは、こういう手もあったと思うねんけどな」

「ピレスを中央に置くのか」

「わかりやすいやろ」

「わかりやすいけどカウンターに弱くなるのが問題やな」

「その分、相手を崩しやすくなるけどな」

「まあそこまでやるのはやり過ぎだという話しちゃうか」

「そうかね」

「結局、キーパーのクリアミスを拾ったマティがPKを奪ってビジャレアルが逆転」

「2位に浮上したと」

「まあそいう次第なわけやな」

「いまをときめくビジャレアルではあるが」

「なんだ」

「基本メンバーはこうやろ」

「まあそうやな」

「どうかね」

「どうかねと言われても」

「まず中盤は厚い」

「サイドはカニ、ピレス、マティと上手くて最後のパスを出せる選手がそろっていて、速くてドリブルの上手いカソルラもいる」

「フリーキックも取ってきてくれる選手ばかりやな」

「次にボランチもええな」

「特にセナがえらくいいな」

「今シーズンは特にボールを持って難しい状況を打破するプレーが光っている」

「ホシコのパス回しは相変わらず鉄板だし、ブルーノも使える目処がたった」

「使える目処がたったと言うよりはブルーノがレギュラーになると思うで」

「そうかね」

「現在23歳であるが、あと2年もすれば代表に入る選手になるで」

「ほんまかいな」

「簡単にパスをつなげて体を寄せたディフェンスができるボランチというのはスペインに耐えて久しくいなかったから、彼がそうなるのではないかと期待しておるわけだ」

「この試合でホシコが6週間の怪我をしたから、チャンスかもわからんな」

「ブルーノがひどい怪我をしないことを祈るばかりだ」

「そうか」

「そうや」

「じゃあ次はキーパーはどないや」

「キーパーはディエゴ・ロペスが第一でいいのではないかね」

「ビエラはお嫌いかね」

「そういうわけでもないがハイボールへの処理を見ているとどうしてもビエラだと不安なんや」

「さよか」

「そしてディフェンスラインも少し不安やな」

「特にセンターバックが足りてないな」

「ゴンサロの怪我が長引いてるでな」

「あと、右サイドバックにはアンヘル、ハビ・ベンタ、ホセミと人がいるけど、左サイドバックは基本的にカプデビラ1人やな」

「ホセミとハビ・ベンタが左もやれるから穴埋めはできるとは思うけどな」

「しかし、カプデビラが長期の怪我でもしたら結構苦しいで」

「それはお祈りするしかないな」

「ほんで最後にフォワードなわけだが」

「これはどうやろな」

「どうやろな」

「まず期待の星はロッシやな」

「点も取ってるしな」

「7得点でランキング2位やな」

「素晴らしい成績であるのであるがな」

「なんや」

「どうも彼はトラップが足から離れることが多くてそれが気になるんやな」

「まあ気にするな」

「トラップが離れるフォワードはコンスタントに得点を取れないから、いずれそういう時期が来る気がしてならない」

「それは注目の予言やな」

「1月位で真偽のほどがわかるな」

「それを楽しみにするとして、他の選手はトマソンとニハットとギジェやな」

「うむ」

「いい選手揃いだが、決定打に欠けるところではある」

「しかしギジェは熱くていいな」

「特にゴールを決めた後はいいな」

こんなポーズ(エル・ムンド紙)で喜ばれると見ている方が嬉しくなる」

「これは、顔をくしゃくしゃにする、という表現の例として使えるな」

「それはさて置き、今のビジャレアルの戦力を見ると、キーパーは問題なし、ディフェンスラインは右サイドバック以外に怪我人が出ると薄い、中盤はサイドもボランチも厚い、フォワードは怪我人が出なくても不安が残る」

「そのような分析になるな」

「それが正しいか否か」

「今後の注目というところで」

「その前にあれだ」

「なんだ」

「レアル・マドリー対マジョルカも少し触れておくとよろしいかと」

「別にいつもの展開やったからええのではないかね」

「まあそう言うな」

「先発はこうやな」

「展開はこうやな」

「マジョルカは青い点線の間のスペースを狙っていて、特に守備の弱いマルセロの側から点を奪った。そして、守備ではカンナバーロがボールを長く持つように仕向けていた」

「うまいこと3点も取ったんやけどな」

「4点取られてしまった」

「最大の原因は右サイドバックのエクトルあロビーニョにけちょんけちょんにやられたことやな」

「ロビーニョはすごかったな」

「セビージャ戦でダニエウ・アウベスには手も足もでなかったのに、えらい違いやったな」

「なんにしても、マジョルカのセンターバックの2人は遅いから、サイドバックが簡単に抜かれあると、そのカバーに問題が出る」

「ちなみに、エクトルはロビーニョだけでなくマルセロ、ファン・ニステルローイと向かい合っても抜かれ続けていた」

「エクトル受難の日やな」

「それと、もう一つ、マジョルカは中盤から後方が自陣でボールを失い過ぎた」

「特にバレーラはひどかったな」

「前半4分にロビーニョにパスをしたのを筆頭に、パスミスやコントロールミスが多かった」

「2点決めて新聞の採点は良かったけれど、それを入れても10点満点で4点くらいのできやで」

「かもしれん」

「マジョルカは、作戦やチームとしてのプレーは上手く行ったものの、個人的な力不足とミスで敗れたというところで」

「また次回」

「ご機嫌よう」



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