「勝つには勝った
バルセロナではあるが、非常な苦労をした」
「ゴールが遠かったな」
「シャビのゴールが87分」
「圧倒的に攻めていたんやけどな」
「
ASの調べ(別ページ)によると、保持率が65%:35%、シュートが17:10、コーナーが10:1だったそうな」
「勝ってる方がバルサか」
「もちろんやな」
「ボールを持ってシュートも打つがゴールが遠い、
去年のデータ(別ページ)通りのバルサであるな」
「その理由は単純で
こうなる」
「一番前のメッシがラインの裏まで飛び出さない。その後ろにいる、イニエスタ、デコのゴール前に殺到する能力が今ひとつ弱い」
「これはメッシをボージャンに代えても変わらない」
「ついでに、ロナウジーニョに代えても同じやな」
「そうやな」
「ついでにいえば、この配置で、中盤の底のマルケスから出るパスは良かった」
「特に、左サイドの奥に斜めに出るパスがええな」
「アンリが開く、もしくは、アンリが中に入ってデコが開いたところに出るパスやな」
「ロナウジーニョが左前にいた時も、このパスが出ると簡単に前にボールを運ぶことができて便利やった」
「自動的にボールを前に運ぶのは大切やなしな」
「こうなると、エトーとトゥレが帰って来て、今の足りないベクトルを補うとして
このような布陣が考えられる」
「相変わらずトゥレの前目が好きやな」
「性格的にもプレー的にも彼の最適のポジションはここやと見てるんやけどな」
「なかなかお目にかかる機会がないな」
「そうやねんな」
「ただ、そう組んだとして、赤い丸で囲まれたポジションが問題になりそうではある」
「アンリ、メッシとアビダル、ミリートのところか」
「アビダル、ミリートからいくと、その2人が並ぶと、どうにもいいボールが出てこない」
「両方ちょっと緊張しいなところがあるからちゃうか」
「失敗しないことを過剰に考えるせいか、苦しい状態になればなるほど、足が縮んだようなパスを出す」
「後ろでミスをしないというのは、正しい姿勢やねんけどな」
「それで出せるパスも出せなくなったら本末転倒やろ」
「マルケスなんか、いいパスも出すけど、最終ラインでとんでもなくルーズなパスミスも出るしな」
「全員がマルケスでも、全員がミリートでも困るという話で、左サイドにその手の選手が並んでしまうと困るんちゃうかということや」
「右に、パブロ、ペレアと並んだ時のアトレチコのようなもんか」
「パブロはルーズかどうかの前に、真剣にキックが下手であるという点が違うねんけどな」
「それはそうかもわからんね」
「最近のカルデロンでは、パブロがボールを持つたびに、”外に蹴れ!”という野次が飛ぶくらいやしな」
「デルビであんな大失敗をやらかしたから仕方がないわな」
「まあな」
「前線でアンリとメッシが組むのはどうなんやろな」
「あんまり相性はよくないのではないかね」
「右にメッシで左がアンリだと、アンリが戻る回数が飛躍的に増えるしな」
「右がボージャンやジオバンニだと、守備にも走ってくれるので相対的にアンリは楽ではある」
「味方のピンチを見過ごせないアンリは、ついつい助けに走ってしまうので、そこで消耗すると攻撃に支障をきたすのであるな」
「アンリが後ろに走るくらいなら、最初から走れる選手を入れておけばいいという話でもあるな」
「アンリが左、メッシが中央で組む時も同様で、この2人をなるべく前線に保つことが肝要であるからして、右にはボージャンやジオバンニよりも長い距離が走れて守備に強くボールを持って平均以上の働きができる選手を置いた方がいい」
「それも贅沢な話やけどな」
「エトーが帰ってきたとしても、
エトーとアンリを右から支える、もしくは、
エトーとメッシを左から支える選手がいたほうがバランスは取りやすい」
「設計的に明快ではあるな」
「そのポジションの選手に要求される性質を考えてみると、左右両方のポジションができ、スタミナがあり、相手ボールの時はディフェンスラインの前に戻り、味方ボールの時はエリアの中に入るなど走ることを厭わない。おまけに、ボールを持ってミスをせず、突破力があり、できるだけ点を取れる選手が望ましいということになる」
「盛りだくさんな要求やな」
「まあ、実をいうとさらに条件があって、性格的にガットゥーゾ的な激しさがあって、今のバルセロナに足りない燃える魂のようなものを補充できる選手がよいのではないかと思う」
「それはあれやな」
「なんや」
「ぴったりの選手が1人おるで」
「だれや」
「ルイス・エンリケなんかええんちゃうか」
「まあぴったりやと思うけどな」
「あかんか」
「あかんもなにも、引退してもうたからな」
「残念なことやな」
「魂の熱さは保障つきやしな」
「94年のワールドカップで終了間際に鼻血を吹き出しながら審判にくってかかった姿は忘れられへんしな」
「それが彼のベストシーンではないけどな」
「あれは名場面の1つやと思うで」
「まあそれはそれとして、去年の末に、バルサが1月のマーケットでそのような選手を取るとして、誰がいいだろうかと考えていたわけや」
「暇やな」
「その結果、
シュヴァインシュタイガーがぴったりなのではないかと思い当たったんやけどな」
「名前の長い彼か」
「上の条件にほぼ完璧にあてはまるやろ」
「あてはまるにしても、バイエルンが売らんやろ」
「そこは、ロナウジーニョを売れば資金は調達できるわけやから、札束を積んでなんとかならんもんかと思うわけや」
「どっちにしろ移籍期間はもう終わってるけどな」
「そういうわけで、エトーが復帰した後、アンリ、メッシとの3人組みの明日がどうなるか、注目ということになる」
「さよか」
「そして、話はうって変わってレアル・マドリーに飛ぶわけやな」
「アルメリアに2-0で負けた」
「先発は
こうやな」
「前回のアルメリアの試合振りからしても、勝ったこと自体はありえることではある」
「マドリーは中盤をすかすかにした前近代的サッカーをやっていて、基本的に相手に押し込まれることが多い」
「それをディフェンスの頑張り、キーパーのスーパーセーブでしのいで、前線の一発かフリーキックで勝つわけやな」
「基本的に、トータルフットボールやプレスといった路線に対して、完全に逆の位置にある」
「選手はそれぞれ最も得意なポジションを固守し、プレスは一度抜けられると後はすっ通しというのがポリシーやしな」
「ただ、それでも負けない」
「そこが恐ろしいねんな」
「時代に逆行して負けないというのは凄いことで、はたしてどこまで勝ち続けられるかが非常に興味深い」
「このまま走りきれば現代サッカーのアンチテーゼとして見事な記録を残すことができるわけやな」
「そういうことやな」
「ちなみに、この試合ではアルメリアのトップを務めたネグレドの働きが評判になった」
「サイドに流れてのキープ、入ってくるボールのさばき、カンナバーロと競り合ってのロングボールキープなど八面六臂の活躍であった」
「PKもきっちり決めたしな」
「そんな彼はレアル・マドリーのカンテラ出身」
「それもあってか、とあるファンは、”レアル・マドリーが相手だとなると、どいつもこいつも死力を尽くしてプレーしやがる。特にカンテラ出身はそうだ。アルメリも、ネグレドやコロナ、コベーニョなんかはそもそもマドリーの選手だぞ!”と怒っていた」
「なんとも理不尽な怒りやな」
「まあな」
「有能な若者がいても、マドリーで使う場所がないから外に出て、それがゆえに牙をむいてくるわけで、しょうのない話やろ」
「それはそうなんやけどな」
「なんや」
「その話を聞いて、マドリーの下部組織出身者だけでチームを組めないかと思て
思い浮かぶ選手を並べてみたわけや」
「相変わらず暇であるな」
「フォワードはかなり強いやろ」
「エトーとルイス・ガルシアやったらチャンピオンズリーグで見てもおかしくないわな」
「おまけに、ボランチから前方は、一部リーグのどこかでレギュラーを取るであろう選手が大半や」
「それはいいとして、ディフェンスラインになると急に疑問が生じるところが不思議ではある」
「確かに不思議やな」
「キーパーのディエゴ・ロペスは、ビジャレアルでレギュラーを取れそうで実にめでたい」
「コベーニョはまだ遠い感じやな」
「それにしても、ユニフォームが色とりどりで美しいな」
「それだけマドリーのカンテラ出身者は色々なチームに散っているということやな」
「だから、マドリーが負ける時は昔の身内にしてやられることも多いわけなんやな」
「つまり、なんとか選手がマドリーにリベンジ、といった内容の話は当たり前といえば当たり前ということか」
「そうなる」
「なんにしても、このチームだと、UEFA争いをして、チャンピオンズリーグに出られるかどうか、という感じかね」
「ところでや」
「なんや」
「右下にいるミニャンブレスはどいうことや」
「当然この図の中にいるべき選手なのに、怪我に泣かされた、という意味やな」
「確かに怪我にはたたられてるな」
「昔の記事に、
”ミニャンブレス自宅で大怪我”(別ページ)というのがあるねんけどな」
「なつかしいな」
「その後も経過が思わしくないらしく、今シーズンの初めにセグンダのチームと契約したのに、古傷が完治していなくて切られてしまったらしい」
「切ないな」
「なにはともあれ、1人でも多くの選手がつつがなくサッカー人生を送れるといいというところで」
「今週はこの辺で」
「また次回」
「ごきげんよう」

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