Manchestar U vs Barcelona
08.04.29.martes
日時:2008年4月29日(火)
対戦:チャンピオンズリーグ準決勝 マンチェスター・ユナイテッド対バルセロナ
結果:1−0
得点:13分 1−0 スコールズ
審判:Herbert Fandel(ドイツ)
警告:キャリック(マンU)
ザンブロッタ、デコ、トゥレ(バルサ)

「バルセロナは負けてしまった」

「0-0、1-0、トータル1-0でユナイテッドの勝利」

「これで史上初のイングランド勢同士の決勝が確定した」

「先発はこうやな」

「バルサが1-4-3-3気味で、マンUは1-4-4-2」

「前回の予想通りではある」

「予想のバルサはこう

「完全に一致してるな」

「予想のマンUはこう

「これは違うな」

「右のルーニーと左センターバックのヴィディッチがそれぞれ、ナニ、ブラウンやな」

「2人とも怪我で出場できなかった」

「ところで、スペインの新聞各社は、マンチェスターUを1-4-3-3と予想するところがほとんどだった」

「例えば、マルカはこうやな」

「1-4-3-3」

「そして、エル・ムンドはこう

「同じく1-4-3-3やな」

「他にも、ASやムンド・デポルティーボなども同じような配置だった」

「しかし、普通に考えるとそうなる確率は低い」

「そうかね」

「第一戦から、マンUはメシを非常に警戒していて、彼を止めるために左をエブラ、パク・チソン、スコールズで組んだ」

こうやな」

「これで緒戦は上手くいった」

「メシが攻めてくるスペースをこの三人で押さえよう、という話か」

「第二戦では、アウェーゴールを失うと非常に厳しい。その状況で、1-4-3-3を用いてサイドにスペースを残すとは考えにくい」

サラゴサ(別ページ)なんかが、そのシステムを使ってメシにずたずたにやられてしまった過去もある」

「そうなると、1-4-4-2が妥当ということになる」

「ボランチが、左キャリック、右スコールズ、ではなく、左スコールズ、右キャリックであるのもそのためやな」

「その方がメシに対して安心やからな」

「例えばこんな場面やな」

「これは、スコールズの超ファインプレーのシーンやな」

「前半1分であるな」

「エブラが自陣でバックパスをミスし、それをメシがカット。ブラウンを一瞬で抜いてペナルティーエリアに迫る」

「バルサの大チャンスが訪れるはずだったが、それを防いだのはスコールズ」

「ペナルティーエリアギリギリの場所で、メシを意図的なファールで倒した」

「その当る瞬間が上の写真やな」

「下の線がPKエリアを表していて、手前が内側になる」

「ギリギリやな」

「スコールズは絶対に外であるという確信をもってたけどな」

「その冷静さとファールに対するためらいのなさが彼やな」

「もしここで倒さなければ、非常なピンチになっていた」

「それが下の写真」

「バルサの選手が3人、フリーでエリア内に入ろうとしている」

「ディフェンスとしては終わった状況やな」

「そりゃ自陣でバックパスをメシに渡したら普通は終わる」

「そして、チームの危機を救ったスコールズが決勝点となるゴールを決める」

このシーンやな」

「時は13分」

「ザンブロッタがクリスティアーノ・ロナウドのドリブルをカットする」

「ナイスプレーのはずだったのだが、それをスコールズにパス」

「それをコントロールしてミドルシュート」

「ボールは右に切れながらゴール上隅に突き刺さる」

「見事な得点だった」

「この時のスコールズはコントロールが秀逸だった」

「わざと浮かせてたな」

「4枚目の写真にそれが見える」

「切れていくミドルというのはショートバウンドが一番蹴りやすいしな」

「そうはいっても、コースを狙うのは難しい」

「それを見事にやってのけた技術がまさにスコールズではないかと」

「この場面では、それに加えて、ユナイテッドの選手配置にも注目やな」

「一番下の写真か」

「ボールの前に4人の選手がいる」

「これは、攻める気満々としかいいようがない」

「カンプ・ノウでの試合で徹底的に引いていた時とは別チームやな」

「どちらかといえば、こっちの方が真の姿やろな」

「たぶんな」

「なんにせよ、このゴールで1-0、マンUが優位に立った」

「優位に立って、少しは守るかと思ったけど、前半はそんなことはなかった」

左サイドなんか、パクは中に入るわエブラはどんどん上がるわで豪気なもんやで」

「ただ、その裏を突かれて危ない場面も多かったけどな」

「パクを中にいれるとこういうスペースが残る」

「おまけに、ナニも中に入るもんだから、2人が重なると酷いスペースが残る」

「ここまでする必要があったかどうかは疑問と違うかね」

「ボールを持ったら守備を考えるよりもきちんと攻める、と決めてあった感じやな」

「確かに、バルサは、デポル戦のヴィルヘレムションがそうだったように、サイドから中に入る選手をマークできない弱点があるのはある」

「いずれにせよ、リードを奪った後半のユナイテッドが注目だったわけだが」

「まず、先に動いたのはバルサで、右にいたメシを中央に移し、60分には左にアンリを入れる」

こうやな」

「それに対して、マンUは、パクを中央に入れて対抗する」

「薄くなった左は、ロナウドがザンブロッタにマンツーマン気味につくことで押さえる」

「メシがサイドならパクもサイド、メシが中央ならパクも中央ということやな」

「バルサの次の交代は71分」

エトーに代わってボージャンが入る

「こうなるとバルサは苦しい」

「点が欲しいのに前に飛び込む選手がいなくなるからな」

「76分にマンUが動いて、ナニをギグスに、スコールズをフレッチャーに代える」

こうか」

「相手に対応して、中央を厚くしていったわけやな」

「しかし、なんとも左右非対称な形やな」

「そこが、バルサであり、マンUの魅力やと思うで」

「同点に追いつきたいバルセロナだったが、結局マンUが守りきった」

「バルサは2試合で無得点」

「まあ完敗やな」

「マンチェスターUは、緒戦は敵地で守るために戦って0-0。第二戦はバルサにアウェーゴールを与えない、点を取る、という主題を守りきっての1-0」

「実にシナリオ通りであるな」

「そのシナリオを書き切る力があるということが凄いと思うで」

「相手はリバプールかチェルシーか」

「今夜の試合が待ち遠しいというところで」

「今回はこの辺で」

「また次回」

「ごきげんよう」



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