Dinamarca vs Espana
07.10.13.sabado
日時:2007年10月13日(土)
対戦:ユーロ2008予選 デンマーク対スペイン
結果:1−3
得点:14分 0−1 タムード
40分 0−2 セルヒオ・ラモス
87分 1−2 トマソン
88分 1−3 リエーラ
審判:ルボス・ミチェル(スロバキア)
退場:−
警告:ダニエル・ジェンセン(デンマーク)
リエーラ(スペイン)

「本日は土曜日に行われた試合をお送りするわけだが」

「デンマーク対スペインやな」

「結果はというと、1-3でスペインが勝利した」

「これでユーロ出場もほぼ確実になりめでたしめでたしやな」

「そうではあるんやけどな」

「なんや」

「試合自体は、90分を通してめちゃくちゃな内容やったやろ」

「スペインはそうやな」

「ところが、試合後、監督のアラゴネスは、”前半はいいプレーをしたが、後半はよくなかった”とのたもうたわけだ」

「そうらしいな」

「どこをどうやったら”前半は良かった”といえるのかが不思議なんやけどな」

「とりあえず先発はこうやな」

「両方1-4-1-4-1やな」

「珍しいな」

「このシステムを相手に前半で2点も取ったんやから、スペインはそれなりにいい内容やったと言ってもええやろ」

「確かに、このシステム同士が対戦すると点は入りにくいからな」

「入りにくいというよりは極めて入りにくいといった方が正解やな」

「スペインは、1-4-1-4-1を相手にするとまったく点が取れなくなるので有名やしな」

「うむ」

「この試合、最初の得点は14分やな」

この状態から始まった」

「右サイドからパスをつないで左サイドへ」

「パスを受けたカプデビラはボールを縦に送る」

「中央から外に流れたイニエスタがこれを受けて縦へのフェイントから逆方向に切り返し」

「その切り返した直後の状態がこれやな」

「そこから逆サイドにセンタリング、縦に出る動きから外に開いたタムードがヘディングで決める」

「非常にいい流れだった」

「そうではあるが、これはデンマークのミスやろ」

「右サイドバックのヘルベグのミスやな」

「まず最初の状態での位置が高すぎで、本当はこうなっていないといけない」

「相手のサイドバックは右の中盤、つまりロメダルに任せるべきで、サイドバックは青い位置で後ろのスペースを消さなあかんという話やな」

「赤い位置では明らかに出すぎで、背中ががら空きになる」

「まあでもその一瞬の隙をついてゴールを生み出したイニエスタ、タムードの技術が恐ろしいということやろ」

「そうとも言えるな」

「それに2点目は8本くらいパスをつないでからの得点で、マスコミは大絶賛やったで」

「確かにそうやけどな」

「それもなにか不満かね」

「いい得点とはいっても、結局、ニクラス・ジェンセンがサイドを縦に走るセルヒオ・ラモスをマークしなかったのが原因やろ」

「二クラス・ジェンセンは、ラモスにユニフォームを引っ張られたのが原因で追えなかったわけやから、ラモスの技術勝ちともいえるで」

「確かにあれは上手かった」

「やろ」

「それはそれとしても、得点を除けば、前半スペインが優勢だったとはとても言えないと思うんやけどな」

「シュート数は4対6でスペインが勝ってたけどな」

「前半のシュートを図にすると、こうやな」

「これはなにかね」

「赤いボールがベルギーのシュート地点、黒いボールがスペインのそれを表している」

「矢印は?」

「青い実線がボールの来た方向、青い破線が選手が来た方向、赤い実線は外れたシュート、緑の実線が決まったシュートや」

「ボールが近づくとごちゃごちゃするな」

「それはしゃあない」

「それで、この図がどうした」

「これを見ると、スペインのシュートは、ゴールが決まった2本以外はすべてペナルティーエリアの外から打たれていて、ベルギーのシュートは4本ともエリア内から打たれている」

「そうやな」

「さらには、ベルギーのシュートの内3本はゴール正面の近い距離から放たれている」

「その3つは全部へディングやったな」

「そうなると、シュートの数ではスペイン、チャンスの質ではベルギーと言えるわけで、シュート数だけでスペインが良かった、優勢だったとは言えへんやろ」

「まあ、監督のコメントはよかった探しみたいなもんやからな」

「ちなみに、後半のシュートはこうなる」

「赤が沢山やな」

「デンマークが13、スペインが4や」

「見事に一方的な展開というやつやな」

「しかしまあ、よくこれで1失点で収まったもんやで」

「1にも2にもカシージャス大明神のおかげやな」

「特に62分のセーブはびっくりやったな」

「ゴール正面6mからどんぴしゃりのタイミングで叩きつけられたヘディングを左足一本で弾くんやから恐ろしい話やで」

「しかしあれやな」

「なんや」

「最近こういう試合がおおいな」

「どういう試合や」

「弱いとされている側が、チームの完成度や戦術的で勝ってペースを握りながらチャンスを決められなくて、最終的にむちゃくちゃな試合をしている方が一発芸で点を取って勝つ、という試合や」

「例えばレアル・マドリーか」

「ロナウジーニョが出ている時のバルサもそうやろ」

「それもあるな」

「それで最近思うねんけどな」

「何をや」

「結局、勝敗はシュートを決めるか決めないかで決まるわけやろ」

「当たり前やな」

「当たり前やけど、はたしてそれをどれだけ痛感しているか、というのは疑問ではないかね」

「そうかね」

「どんなにチームとしてまともで、戦術的に相手を凌駕したとしても、点が入らないで苦労しているうちにワンチャンスで決められて負けたらなんにもならんし、見ている方としてもそれが一番つまらんやろ」

「面白い、つまらんの前に、スペインがこの状態でユーロに行ったとして、またどうにもならんプレーをして終わりそうなのが心配やけどな」

「どうなるねんやろな」

「とにかく次のスウェーデン戦がどうなるかや」

「また同じ繰り返しのような気がするけどな」

「そうならんことを祈りつつ」

「今回はこの辺で」

「また次回」

「ごきげんよう」



c60 logo
トップページへ