Islandia vs Espana
07.09.08.sabado
日時:2007年9月8日(土)
対戦:ユーロ2008予選 アイスランド対スペイン
結果:1−1
得点:40分 0−1 ハルフレドソン
86分 1−1 イニエスタ
審判:Wolfgang Stark(ドイツ)
退場:シャビ・アロンソ(19分、スペイン、レッド)
警告:シグルドソン、グジョンソン(アイスランド)
ペルニア(スペイン)

「うむ」

「どうした」

「スペインは困ったことになってしまった」

「それは疑いようのない事実やな」

「アイスランドを相手に引き分けとはこれいかに、という話やな」

「いくらアウェーでもこれはないわ」

「せっかく、グループ首位のスウェーデン、2位の北アイルランドがこけてくれたやけどな」

「これではどうにもならんわ」

「うむ」

「まあ、スペインに不利な条件、レイキャビクの寒さに雨と風、おまけに退場者が1人出たことを考えると、この引き分けは、いい結果なのかもしれん」

「先発はこうやな」

「相手はフォワードを引いての1-4-1-4-1」

「スペインの苦手なシステムや」

「ただ、この試合のアイスランドの守備は少し奇妙だった」

こうか」

「スペインのサイドバック、特に左のペルニアがボールを持った時に誰も詰めない」

「本当は8番のステイソンがいかなければいけないんやけどな」

「なぜかサイドに出ることなく、ずっと中央をカバーしていた」

「あれは監督の指示かね?」

「そうかもしれんが、不思議な守り方だと思う」

「ペルニアはパス出し放題やったしな」

「それに対するスペインの攻撃を見ると、こうなっていた」

「まず、最終ラインから相手のラインの裏を狙うパスが異常に多かった」

「それは、相手が中盤を固めて来るのを見越した監督の指示ではないかと」

「しかし、もしそうなら、相手を下げた後に図の赤い点線で囲まれたスペースでボールを受けないといけないわけだが、まったく上手くいかなかったわけだ」

「フォーワードは、雨でボールがコントロールしにくい状況で相手のタックルを喰らうわけだから、そこでキープするのは難しいで」

「それはそうやけどな」

「まあ、結果的に中央にボールが入らず、サイドにサイドにボールが流れることになったわけや」

「一度中央を突かないでサイドにボールを運んでもディフェンスは守りやすい」

「それを解決する一つの方法として、フォワードに当てず、そのスペースに中盤を入れるという手はある」

「それも含めてどうなるかと思っていると」

「19分にシャビ・アロンソがいなくなってしまった」

「タックルに来た相手に腹を立て、太腿を踏みつけて退場」

「あれは明らかにわざとやったな」

「本人もほとんど抗議せえへんかったしな」

「これは、まずい上にも本格的にまずいわけだが」

「その後、21分の交代でこうなった」

「ペルニアがアルベルダに変わって3バックか」

「そうやな」

「これはサイドからの攻撃をあくまで捨てないという話やな」

「ホアキン、シウバをサイドに置いて、そこからのドリブルとセンタリングを重視した形やな」

「アラゴネスは基本的にサイド攻撃が大好きやからな」

「ここでは、もう1つこういう考え方もある」

「右サイドを捨てるのか」

「捨てるわけではなく、セルヒオ・ラモスに任せるだけやな」

「さよか」

「その上で、左に2人、中盤の右にシャビかイニエスタを置いて中央でボールを受けてもらう、という仕組みだ」

「相手は左のハルフレドソンからのクロスが脅威だから、右を空けすぎるのは怖いで」

「それは10人でやる以上どっか空くもんやで」

「それはそうだが、わざわざ相手の強いサイドを空ける必要もないという話をしているわけだ」

「そのかわり相手の弱い方の左から攻めることができる」

「切り合いかね」

「スペインは勝つしかないんだから切り合いも上等ではないかね」

「時間が早すぎるな」

「それはあるかもわからん」

「アラゴネスは、57分と68分に交代を行って、のような形になった」

「トーレスに代わりイニエスタ、ホアキンに変わりルイス・ガルシアやな」

「イニエスタがトップ下のような位置に入ることで、今まで上手く使えなかったスペースにボールが入るようになった」

「そして、イニエスタが同点ゴールを決める」

「85分やな」

「下がった相手ラインの前でしつこくボールを回し、最後はイニエスタがラインの裏に抜けてゴール」

「劇的な展開ではあるわけやな」

「自分で自分の首をしめて、そこから脱出するのを劇的とは言わないような気もするが」

「いや、悪天候のアイスランドはやっぱり強いって。水を得た魚とはまさにこのことや」

「雨が横に流れるの風やったしな」

「そういう状況は明らかにスペインに不利で、体を当てると、シルバやビジャのように体重の軽い選手は簡単に弾き飛ばされてしまう」

「アイスランド人は骨太やしな」

「さらには、ボールのコントロールも難しくなるから、ちょっと足から離れた隙間に体を捻じ込まれるとどうしようもない」

「小兵の悲哀というやつやな」

「そこまで大層な話ではないと思うが」

「アイスランドは、当然のようにこのような状況が得意で、例えばロングボールにしても低い軌道で蹴らず、やたらと高く上げる」

こんな感じか」

「こうやって高く蹴っておけば、風に流されてもそれに合わせて動きを修正する時間を得られる」

「おまけに蹴るのにたいして技術もいらない」

「さらに言えば、高い場所から落ちてくるボールというのは、コントロールが難しいかわりに、ディフェンスとしても上手くクリアするのが難しい」

「混戦が得意なアイスランドとしては望ましい展開やな」

「スペインの苦手な泥試合というやつや」

「とうことは、苦手な状況が揃った中で得た引き分けという結果はよかったということかね」

「そう思うで、この1ポイントがなかったら、ユーロ出場は本当に苦しいとこやったしな」

「今でも十分きついけどな」

「1位のスウェーデンが19ポイント、2位の北アイルランドが16、3位のスペインが16、4位のデンマークが11」

「ただし、デンマークは1試合少ない」

「つまり直接対決で負けたらひっくり返される可能性もあるということやな」

「スペインは、9月12日にホームでラトビア、10月13日にアウェーでデンマークと対戦する」

「アウェーのデンマーク戦でこけたら、今度こそ本当にユーロからさよならやで」

「そこは非常な注目というところで」

「今週はこの辺で」

「また次回」

「ごきげんよう」



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