レアル・マドリーの今年、その2 (2007.08.23)

「さて、今回もまた前回に引き続きレアル・マドリーについてお届けしようと思うわけだが」

「ふむ」

「ここ最近のマドリーときた日には、カディスで行われたトーナメントで93分にフリーキックを決められてベティスにさよなら負け、スーペルコッパではセビージャにこてんぱにやられるなど、まったく精彩がない」

「精彩がないというか早くもトンネルの中というか」

「スーペルコッパ第1戦までのマドリーは主に1-4-2-3-1を基調にして戦っていた」

「下のような形やな」



「ところがスナイデル、ドレンテを獲得したスーペルコッパの第2戦は次のような形になっていた」



「図中ではスナイデルがシュナイダーに、ドレンテがドゥレンテになってるぞ」

「その点は近日中に修正しますのでご勘弁を」

「しかしおそるべきシステムやな」

「これは1-4-1-2-3ということでいいのかね?」

「おそらく監督の頭の中では、そのイメージだったと思う」

「それにしてもラウールが右ウィングとはびっくりやな」

「まあ結局は選手それぞれが自分の動きやすいポジションに移動して下のようになるんやけどな」



「ラウールが中央に寄って、ドレンテが下がる」

「この形だとどうしても中盤のサイドの守備が甘くなる」

「ドレンテに半分ボランチみたいな仕事をさせるのはどうかと」

「おまけに前半の10分くらいから、カヌーテがペペをマークした関係でカンナバーロがボールを持つ回数が増え、ロングボールを蹴っては相手に取られていた」

前回でも見えた、いわゆる後ろから組み立てられない病というやつだな」

「カンナバーロとディアラがボールを触る回数が増えるとどうしても苦しくなる」

「前半は1-2とリードを奪われ、どうなることかと思っていると、後半開始からミゲル・トーレスに代わってグティが入った」

「こうやな」



「ドレンテ左サイドバックか」

「そしてグティがディアラの前方に入る」

「そこでゲームを組み立てようという話だが」

「待ってましたとばかりにマルティがマンツーマン気味に張り付いてきた」

「第1戦と同じ展開やな」

「先発したグティをマルティが徹底的にマークして、良い形でボールに触らせなかった」

「そんな苦しい中、後半に2点を取ったのマドリーはさすがかと」

「しかし、その反動で3点取られて最終的に3-5、2試合トータルで3-6とボロ負けで終わってしまった」

「なんとも苦しいな」

「シュスターの憂いジワが深くなるばかりだ」

「とりあえず、今のマドリーで先発が確定しているのは次の選手やな」



「週末にはリーガが始まるというのに6人しか決まっていない」

「中盤なんかまっさらやな」

「確かに」

「ただ、このディフェンスラインは守備では信用できる」

「ゲームの組み立てを云々しなければ非常に優秀な選手がそろっている」

「ということはだ」

「なんだ」

「やはり守備ラインの強さをいかしたカウンターしかないのではないかね」

「また客が怒りそうやな」

「そこで、カウンターを狙いつつ、こんな配置はどうだ」



「グティをそこで使うのか」

「無理にゲームを作りにいくならこれしかないと思うが」

「ガゴが使い物になっていない現状では確かにそうかもしれんが、中盤の守備が持つかね」

「そこはデ・ラ・レーとディアラに頑張ってもらうわけだ」

「相手のトップ下がグティにマンツーでついたらどうする?」

「その時は、左のロビーニョを下げて、無理にパスをつながず、ロングボールとカウンターに切りかえやな」

「そうなるとまたファンがブーイングやで」

「そこが難しいところや」

「もう1つは前3人の破壊力が充分かどうかというのも気にかかるな」

「それはある」

「なんにしても八方ふさがりに近い現状をシュスターがどう打開するか注目というところで」

前回で見えた問題はほとんど解決されてないしな」

「右の中盤がいないところをもって左のドレンテを連れてくるのもよくわかん話やで」

「ちなみに、昨日、ロベンとハインツェの獲得が発表された」

「ハインツェは左サイドバックで使うとして、前線はまたもう一度組みなおしかね?」

「どうしても泥縄式の補強にしか見えないわけだが」

「まあ、ロベンとスナイデルがいれば、懸案だった左右のフリーキッカーがそろうので、いいんと違うか」

「ただ、その2人を使うとなると本格的にラウールの居場所がなくなるで」

「その辺も今後の注目というところで」

「今回はこの辺で」

「また次回」

「ごきげんよう」



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