Barcelona F.C. vs Atletico de Madrid
04.02.15.domingo
シーズン開始から4ヶ月以上の試行錯誤を経てバルセロナの辿り着いた姿は、1−4−3−2−1。
キーパーはビクトル・バルデスもしくはジョルケラ。
ディフェンスに右から、ライチハー、プジョル、マルケス、ファン・ブロンクホルスト。
中盤底に三枚、右からシャビ、コク、ダビッツ。
中盤と前線を繋ぐ右サイドにルイス・ガルシア。
トップ下にロナウジーニョ、最前線左にサビオラ。
このような1−4−3−3の変形としてとらえられる布陣は、
1 前線からプレッシャーをかけ、中盤サイドでボールを奪う
2 後ろ八人で守り、前線三人のカウンターで点を取る
主に上記二種の戦い方がある。
今のバルサの戦いは2に近く、裏へ抜けるサビオラへのロングパス、その後ろで受けるロナウジーニョ、その二人をサイドからフォローするルイス・ガルシアによって攻撃を構成している。
これに辿り着くまで、1−4−1−3−1、1−4−2−1−3、1−4−4−2、キーパーの入れ替え、コクのセンターバック、ライチハーのセンターバック、ジェラールのトップ下、サビオラの右ウィング、シャビの右サイド、等々、様々なアイディアが試されていたが、現在の配置が最も自然であると思われる。
自然とは、各選手の特徴が無理なく発揮され、かつ各部のバックアップに事欠かない、という意味においてですが。
この試合の布陣が攻撃、守備のバランスを考えた上でベストであると思うのですが、以下にその変形、つまり、様々な状況変化に対する対応策を考えてみましょう。
最も焦点となるクライファートの処遇、彼はロナウジーニョのバックアップとして考えるべきでしょう。今のバルセロナには、前線には縦に抜ける動きを安定的に行う人材が不可欠である。さもなければファーストターゲットを失い、チーム全体の攻撃への移行に支障をきたす。
クライファートのスピードに疑いはないが、安定性を追求した場合、問題が残る。
中盤で守備を強化するバリエーションとしては、シャビを外してジェラール。おそらくこれは、1−0、2−1などで際どく勝っている後半、もしくは前半相手の出方を見る場合などに利用されるでしょう。
肉体的負担が最も大きい右サイド、ルイス・ガルシアのポジションの代役はオーフェルマースとクアレスマ。守備ではサイドバックの前を埋め、攻撃では真っ先にサイドを駆け上がり、サビオラ、ロナウジーニョのオプションを増やす役を負っているため、このポジションを務めるには非常な持久力が必要である。
この為、バックアップの二人で一試合を戦うのが自然であろう。
中盤、シャビの代役はイニエスタ、ダビッツにはモタ。
となると、換えの効かない選手はコク、そしてサビオラということになる。
ロナウジーニョはクライファートで代替可能だが、かのオランダ人がベンチ暮らしに耐えられるか否や、疑問が残る。
現在、バルセロナの抱える最も大きな不安は守備の控え。
右サイドバックはガブリかオレゲル、センターバックはオレゲルかコク、左サイドバックはコクかライチハー。
コクが鍵を握るが、彼を中盤から外すべきではない。
そうなると、純粋な守備の控えはオレゲルのみである。
彼にカンテラ(下部組織)組を加えた守備陣で緊急時いかに耐えられるか、バルセロナの浮沈を握る。
裏技としてルイス・エンリケを起用する手もあるが、最早それは難しいだろう。
一方のアトレチコ、ディフェンスラインとデ・ロス・サントスを加えた5人、ここでゲームを組み立てられない弱点が日毎チームを苦しめている。
イバガサ、トーレスにボールが渡れば問題なくペナルティーエリア付近まで進入できるが、その前の段階でボールを失いすぎる。
スピードに関する不安に目を瞑っても、シメオネを配する以外に解決策はないだろう。
バルセロナにおいては、サビオラとクライファートを入れ替えた際の機能差、コクが出られない場合の中盤の安定度。アトレチコでは、ボールを失う点とその出所。
これらに注目いただければ、この文の真偽を判定していただけるかと。
いずれにせよこの両チームは戦術的に面白い課題をいくつも抱えているので、注目に値するかと。
今週はこれにて。

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