名称:ステップサイド
定義:インステップからインサイドへのキックサーフェスの変換
インステップキックのモーションを起こし、ボールを蹴る寸前、インサイドキックに変える
効能:最後の瞬間まで敵の裏をかくオプションを持つ
コツ:
1 蹴る寸前までインステップのモーションを保つ
2 ボールに触れる寸前、踵を前に押し出す
3 足の返しを大きくすると、より角度の変化が得られる
達人:オーウェン、ロナウド、ミカエル・ラウドルップ
シュートのみならずパスにおいても極めて有効な技術。
習得が比較的簡単でありながら効果の大きい技術として、大きな価値を持つ。
現実にはPKでキーパーの裏をかくために、多く用いられる。
これを身につけることにより、難しい状況でも、最低二つの選択肢を持つことができる。
以下に右利きを例に取り、この技術を適用可能な場面を挙げる。
例えば、PKならば、インステップで左に撃つと見せかけておいてインサイドで右に撃つ
例えば、ゴール左前でインステップのシュートを見せて、インサイドで逆サイドへアシストする
例えば、右利きが、左サイドでインステップでの縦パスをブロックするために足を伸ばした敵の股をインサイドで抜き中央へパスする。
等、様々に応用がきく。
練習法1
まずは壁、もしくは人に向かい、インステップからインサイドへ変えながらパスを出します。
最初はゆったりとしたモーションで、徐々に動作速度を上げて下さい。
ここで注意すべき点は、後に敵を欺くために、最後の瞬間までインステップのモーションを崩さないことです。
注:
足の筋肉が発達していない人がこの動作を行うと、股関節に異常がでる可能性がありますので、体力に自信のない方は、しばらくの走りこみと普通のキック練習をした後に行ってください。
このメカニズムで行うインサイドキックは、今までに習得されたものと異なるかもしれません。その場合は、違う技術と考え、このインステップ − インサイド技術を別個のものとして練習してみて下さい。
練習法2
ある程度蹴れるようになったら、キーパーとの一対一練習に移ります。
ハンドボールゴール程度の大きさのゴールを用意します、用意できなければ、適当な物を二つ置きゴールポストにみたてます。
友達を一人ゴールキーパーとして配置し、2m程の距離から「なるべく遅いスピードで」シュートを決めるよう努力します。
なぜならば、遅いシュートでゴールを奪うためにはキーパーを騙さねばならず、より遅いシュートでゴールを決めることはよりよく相手を騙した指標になるからです。
まずは、
インステップでマタ抜きを狙うフェイクからインサイドでサイドネットを狙う
ことから始めます。
慣れてきたら、
インステップでファーサイドに撃つフェイクからインサイドでニアサイドへ撃つ
さらに慣れてきたら、
インステップでファーサイドを狙うフェイクからインサイドでマタを抜く
練習を行います。
キックを変更する振りからそのまま蹴るフェイントも用い、キーパーに常に二択を迫るよう工夫します。
上達につれ、徐々にシュート距離を長くしましょう。
この技術の極悪な応用としては、キーパーの顔面にシュートを撃つフェイントからその脇を抜く技があります。
キーパーは一瞬身を固くするため反応が遅れ、かなりの確率でゴールを奪うことができます。
また、キーパーの股間を狙うフェイクから、その閉じる足の脇を通す技も非常に有効です。キーパーとしてはサイドネットに決められるよりも、体の近くを抜かれるほうが精神的に大きなダメージをうけます。
以上をマスターし、実際のゲーム、特にミニゲームで試してみましょう。
新たに得た選択肢でサッカーをより楽しんで下さい。
繰り返しになりますがコツをもう一度。
状況に応じて自由自在にサーフェスとボール軌道を変えられるようにする
技術レベルを上げるためには、シュート練習でなるべく遅いボールでゴールを決める
相手を騙す為、直前までサーフェス変更を悟られないようにする
試合での応用
右効きが左サイドでボールを持った場合、インステップで縦に出すフェイクからインサイドで逆サイドへのパス
右効きが右サイドでボールを持った場合、インステップでクロスを上げるフェイクからインサイドでスルーパスを出す